山田

美女と野獣の山田のネタバレレビュー・内容・結末

美女と野獣(1991年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

数年ぶりに鑑賞。今回は字幕で。
美人だけど変わり者と指を指され村に馴染めずにいるベルと発明家の父。そんなベルに結婚を申込み続ける村の人気者ガストン。
ベルの父が大会に出場するとかで発明品を持って出かけるが野獣ビーストが住む城へ迷い込んでしまう。
ベルは捕まった父の代わりになる事を提案し父を解放してもらうが、なんでもかんでも構わず怒鳴り散らすビーストに嫌気がさして出ていってしまう。結構しんしんと雪が降り積もる中薄着で飛び出していったので凍死の心配をしてしまった。森で狼に襲われるベルをビーストが助けるシーンはかっこよかった。
傷を手当てするところもビーストがいろんな表情をするので楽しかったし、触られない様に逃げてる姿がツボだった。なんだこのかわいい獣。知れば知るほどキュートすぎて嫌いになれないだろう。
今回しっかり鑑賞したのでなんで獣の姿にされちゃったのかを知る事ができたけどむちゃくちゃというか、試練を与えるにしてはなかなか強引なやり口で魔女怖いと思いました。笑
ビーストは獣である事で自身を醜いと蔑み、逆にガストンは自分の容姿を振りかざして相手の話も聞かず強引に結婚を押し迫る。似通ったふたりだけどとても対照的なふたりだった。汚らしさがこうも違う事があるのかと感心する。汚い感が強いのはガストン。お風呂入っても汗と獣の匂いしてそう。ツバ吐く特技ってなに?ベルじゃなくても嫌でしょ…あと人の本を平気で投げ捨てたり足乗せて汚せる神経がムリ。そりゃ…嫌われるよガストン…ベルがおかしいとかよりも前に顧みろよ自分を。
そんなガストンを好いて一緒になってベルのお父さんを病人扱いしたり正義を振りかざして野獣退治に出かけていく村の男たちもそれを応援する村人も心底嫌いだったけど、とにかくビーストの表情やら行動やらがいちいち私のツボにささってかわいかった。これは野獣を愛でる作品です。
山田

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