SALT

空がこんなに青いわけがないのSALTのレビュー・感想・評価

2.0
夢、幻の世界観で常に非現実感がつきまとう。冒頭はそうでも無い。日常の中にいる。映画が進むうちにいつしか奇妙な事ばかり起こる世界にいる。
牧歌的な夢世界は、つげ義春もよく描いたテーマだが、平和で牧歌的でも夢であるからには不安の陰が何処かに漂う。平和と不安が程よい均衡を保っていた。
映画製作は80年代だろうか。会社の親睦会でフォークダンスを踊ったり、芝居をしたりという光景は80年代的日常なのか、非日常なのか分からないが良いものを見た。会社の親睦会でフォークダンスを踊る精神性がかつての日本にはあったような気がする。
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