大藪春彦原作のハードボイルド作品。
唐突に刑事が射殺されるところからドラマが始まる。
ドラマがしっかりしていて、破綻するところもなく、大学生の伊達の冷酷さと緻密な感じが、作品の全編通して伝わります…
角川映画の松田優作版は伊達を社会人にし襲撃するのは銀行となっているが、こちらは原作に忠実な映画化。
本物の悪人のような目で演技ができる仲代達矢の伊達は、エンタメ路線の松田版よりも凄味があって好き。
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ハードボイルド作品!とても良かった!社会問題を取り入れる作品はとても好きだ...。この作品の一番注目すべきとこるはやはり伊達という人物!彼の異常とも言えてしまう思想はどことなく現代社会を彷彿とさせる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
仲代達矢の伊達邦彦はよく笑います。しかし眼が笑いません。カッと見開かれ、ギラギラと輝く様は、狂気を覗かせています。まさに野獣です。
松田優作版は死にとりつかれているのに対し、仲代達矢版は生のエネルギ…
「用心棒」の卯ノ助の同じく、人間というより爬虫類に近い目をしている仲代さんのピカレスクロマン。
全体的に日本の作品には珍しいハードボイルド感があって良いのだが、最後の締まりがイマイチ…。なんか…
仲代達矢さんが好きで、鑑賞。
もうあの顔だけで、この役やり切れてるんだけど、ボクシングしているシーンは少々迫力に欠けたかな。
途中出てきた少年も誰??と疑問符。
団令子はなかなか良かった。い…