非常に豪華な女優陣による成瀬巳喜男監督作品。
原節子、高峰秀子、杉村春子、三益愛子、草笛光子、淡路恵子などなど凄いのだが、男優陣も森雅之、笠智衆、仲代達矢など、こちらも凄い。
いきなりオープニン…
成瀬巳喜男監督作はそんなにたくさん見てはいなかった。何となく苦手で…。ただ、食わず嫌いしていたことを後悔した。家族を題材にした現代にも通じる普遍的なテーマ。兄弟は他人の始まり、金の切れ目が縁の切れ…
>>続きを読む還暦を迎える母と大人になった子供達との関係を描いた作品。
一家の大黒柱となる長男(森雅之)と妻(高峰秀子)、嫁いだものの出戻りの長女(原節子)、醸造会社に勤める独身の末娘といった家族構成。
既に独…
長男が森雅之でその妻が高峰秀子(二人は「浮雲」の主演)、長女が原節子で、劇中絡むのが仲代達也と上原謙(原と上原は「めし」で主演)、次女が草笛光子(今見ると原節子とよく似ている)、その姑が杉山春子。…
>>続きを読む『娘・妻・母』(1960)高峰秀子、原節子競演の成瀬作品。東宝オールスターキャストのカラー作品で豪華なんだけど、家族の本質にメスをいれる重さも持った作品だった。成瀬の東京物語とも。戦後の映画全盛期を…
>>続きを読むiPhoneメモのレビュー。
5/14(Tue) 娘・妻・母
豪華なキャスティング。
高峰秀子、原節子の共演は夢があってすばらしい。
各々が自分勝手の意見を言って母親を擦りつけ合うのは、
現代…
今も昔も、金の切れ目が縁の切れ目
仲の良い家族が、森雅之演じる長男の投資の失敗によって遺産相続の争いがはじまる
森雅之が勝手にした投資にも関わらず、家族が住む家を抵当に入れてしまい手放す事に
…
終始金の話しかしてなくてすごく嫌。嫁姑、遺産相続、「結婚しないの?」など家族関係の嫌なところ全部盛り。お話が意地悪でめちゃ面白いけど、『乱れる』のようなエモさはないのでちょっと物足りない気もする。
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1960年 カラー 122分 超豪華キャストのホームドラマ。母、長男夫婦、三女が暮らす家に長女が夫を亡くして出戻る。姑と暮らす次女夫婦、銀座でハイカラな次男夫婦。母の還暦祝いなどして平穏であったが、…
>>続きを読むこれは昭和35年頃の当時の生の東京風景、時代を知る上で参考になる。住宅地もまだ舗装されていない、それでも田舎と比べれば格段に恵まれた幸せ中流家族をめぐるホームドラマ。母(三益愛子)長男夫婦(森雅之&…
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