恥(1968) 何とも言えない後味。面白いとか気軽に言えないけど傑作だし、今まで観たベルイマン監督作のリブ・ウルマン主演のヤツで1番良い。ベルイマン監督作のイメージが変わった。相変わらず美しいフォー…
>>続きを読む中盤のシークエンスまではベルイマンにしては随分直接的な表現が多いなと思ってたいのだが食卓のシークエンスからは好みに。
漂うだけで決定権を持ち合わせない妻、人格が壊れて再生成されていく夫。
途中の芸…
この映画の音響はほとんどが戦争に関するものであるが、その中に挟まるオルゴール、バイオリン、ラジオからの音楽、動物の鳴き声と波音がよく映える
戦争の愚かさをこれほど残酷に描いている作品はないが、その…
電話,落ち込み,釣り場,魚買い,船車乗り,市長会話,コケモモ,買取価格弾み,戦況変化,59年ワイン,金微貰い,戦闘機,森爆炎,パラシュート,吊り,革靴,兵士捕まり,カメラ,経歴喋り,ニワトリ撃ち外し…
>>続きを読むベルイマンが問いかける恥とは何なのかなと考えた
妻の期待に応えられないことなのか
弱い者を助ける力も知恵もないことかな
子供が欲しいとささやかな夢を描いているヤーンとエーヴァに突きつけられた悲劇
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戦争の気配が日に日に濃くなっていく島村、政治観にも人生観にも信条を持たず、信仰もなく、戦争にだってどこか他人事顔の夫婦が、それでも否応なく戦争の渦中に巻き込まれていく。二人はその場しのぎに卑劣に立場…
>>続きを読むシネソニック。小さな種から伸びる疑心、花咲く恥。世界・マクロな荒廃によるミニマムな関係性の破局。超マクロな大海の空虚を漂流。夫婦の普通の会話に漂う不穏な緊張感。急なトラックインで閉塞する夫婦のショッ…
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