銃弾が乱れ飛ばないゴッドファーザー。つまりファミリーアフェイアである。登場人物は誰も彼もピタッと収まり文句のつけようがない。叙情性が溢れかえっているのに、どうしてこんなにも湿度が低いのだろうか。ほと…
>>続きを読む台詞が聞き取りづらく、登場人物とその関係も分かりにくい。
唯一最後の、産んでくれなければ良かったと言う小森清子と産むんじゃなかったと言うおせいが共に泣くシーンは印象的。
親に感謝の気持ちを持って、…
例えば、お金持ちだろうが、貧乏だろうが不幸な家庭というのは、どこにでもある。男運が悪い姉妹たち。下世話さが面白い。
幸福とは?がテーマになってるので、まったく違う話ながら「めし」を思い出す。
ぱら…
観る前から名作だろうなとは思っていたけれども、それを遥かに超えてオールタイムベストに食い込むレベルだった。またある程度家族の諍いというものを経験して来た人間にとっては染みるものもあり。
この映画は…
【映画を食べるコラムその3=日本蕎麦】蕎麦の出てくる映画に、東京世田谷を舞台にした成瀬巳喜男監督の『稲妻』がある。老夫人が打った長い蕎麦に躊躇してしまい、いっこうに箸が進まない高峰秀子の困惑した表情…
>>続きを読むクソみたいな世の中で、強く美しくあろうとする高峰秀子がかっこよすぎる。
今まで見た成瀬作品の中では一番好きな脚本。ところどころハッとさせられるセリフ回しや、生活の悲しみの果てになんとなく希望が見え…