高澤奏

ジャック・フロスト/パパは雪だるまの高澤奏のレビュー・感想・評価

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自分のなかのクリスマス映画であり、トラウマ映画でもある。マイケル・キートンが雪山で事故るシーンは、今でも覚えている。子どもの頃の俺は、あのシーンを見ながら、もしも自分の父親が死んでしまったらなんてことを本気で考えていた。だから余計に怖かったのだろう。子どもにとって、家族の死は最大の恐怖でもある。だけどそのトラウマといっしょに、親の偉大さや温かさを教えてくれた映画でもある。「大切な人を失っても、心が想い続けていれば消えることはない」。今もその台詞はトラウマといっしょに大切に覚えている。
高澤奏

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