高澤奏

天気の子の高澤奏のレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
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新作が発表される度に、「昔の新海誠はね~」とか「君の名は。はね~」とか比較する人が増えていく中で、ついに新海誠の中に潜むルフィが「うるせぇ!いこう!!」と叫んでくれた。(しかも実際に大航海時代にしてくれた。)

世界よりも自分の素直な気持ちを選んで良いんだよって、大スクリーンで堂々と言ってくれる新海誠はかっこよすぎ。

道端に捨てられた空き缶さえ美しく描けるんじゃないのかと思える素晴らしい画力も健在。

毎回新海作品の設定やストーリーの細かな部分を、粗探しする赤ペン先生たちもそろそろ引退する時期かもしれません。「あれ、ここ辻褄あってなくね?」って疑問も「まあ新海さんだから」って答えで解決できる域まできてるから、モヤモヤする事があっても心の中の採点用紙にいっそでっかく丸つけちゃえ。

どうでもいいけど、隣の隣の隣ぐらいに座っていた男性が後半からずっと、スマホいじりだして最後まで液晶画面の光を消す事はなかったけど、あれは何してたの?filmarks?
自宅のトイレでこの文章を書いてる俺を見習えよ。
高澤奏

高澤奏