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舟を編むのaのレビュー・感想・評価

舟を編む(2013年製作の映画)
3.3
穏やかな雰囲気の映画だった。
一人ひとりが「自分の世界」を大切にしているからこそ、「相手の世界」も尊重しあえるんだなと感じた。
私が「言葉の海」で溺れずに、日本語と生きる事ができているのは、このような仕事をしていらっしゃる方々のおかげなのだろう。
久々に紙の辞書で言葉と向き合いたくなった。

松本先生の最後のお手紙は、「最後」にも関わらず、夢を持ち続けて未来を想像させるため、鳥肌が止まらなかった。
登場人物たちは、一見「地味」に生きているようだが、力強く進み続ける彼らに、強い憧れを抱いた。
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