さらしな

インセプションのさらしなのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.8
ちょっと意味がわからないくらいに面白かった。これは観ないと人生損してると言っても良いレベル。
SFの大作らしい?くらいの作品知識しかない状態だったので、まず主人公がレオナルド•ディカプリオなことに驚き、渡辺謙が出てきて驚く。他人の夢に入り込んでその人のアイデアを盗み出すことを生業としているレオナルド•ディカプリオが、実業家の渡辺謙に、アイデアを盗むのではなく植え付ける非常に困難な仕事を依頼される。
個性的な仲間を集めて依頼を達成する、という大枠は王道なストーリーながら、夢を何層にも重ねる(主人公たちからすると夢に深く潜っていく)複雑な舞台や、徐々に明かされていく主人公の秘密などにより、一線を画した見応えがある。
そして、複雑ではあるが、複雑な割に見やすい。アクションシーンや任務遂行中のハラハラシーンもたくさんあるからダレない。仲間内のちょっとした会話までもが面白い。個人的には、アーサーとイームスの性格正反対な二人の軽妙なやりとりが好き。
あと、日本人としては、序盤のトンデモジャパニーズお城と渡辺謙氏は見どころとして外せない。
あまりにも傑作。
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