jellyfish

きっと、星のせいじゃない。のjellyfishのレビュー・感想・評価

4.5
" The fault, dear Brutus, is not in our stars, But in ourselves, that we are underlings."

(ブルータス、運勢の星が悪いのではない、全て
の罪は私たち自身の中にある)

サポートグループで出会ったヘイゼルとガス。 そう遠くない"死"と向き合いながら精一杯生きている姿が描かれている。いつ さよなら がきてもおかしくない2人はお互いに惹かれていくけど、自分は"手榴弾"だと言ってヘイゼルはガスを避ける。
レストランで食事をするシーンは特に心を打たれる。

オーガスタスのヘイゼルに対する愛も生き様も18歳とは思えないくらい、とても誠実で強い。
ヘイゼルの弔辞にも涙が止まらなかったけど、ガスの弔辞は映画を一時停止しないといけなくなる程大泣きした。アイザックの弔辞もとても素直でガスが大好きなのが凄く伝わる。
この3人にはおじいちゃん、おばあちゃんになるまで生きていてほしいと願った。モニカの家や車に卵を投げつけてた頃が懐かしい。

余命系の映画は基本観ない。大体似たような話で同じような結末だから。中学生くらいの時に母親に一緒に観ようと言われて「どうせこの子死ぬんでしょ?」って聞くと「死なないよ」と言われ「😳!?」一緒にソファーに座って観てみたら凄く好きになった。いい話すぎて字幕も吹き替えも何回も観て、原作の「さよならを待つふたりのために」本まで買った。
映画も本も、ただ悲しいだけなのではなく
"生きるとは何か" "愛とはなんなのか"考えさせられる内容でとても良かった。
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