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余命10年のjellyfishのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
3.8
公開からしばらくして友達と一緒に観に行ったけど、アイメイクが全部涙と一緒に流れてしまうくらいずっと泣きっぱなしで、映画が終わって外はもう暗くなってるのにずっとサングラスしてた😂それほど切なく、儚い内容だった。
原作者の小坂流加さんが20歳の時に数万人に一人という難病を患い、余命が10年であることを知って、その最期の日々を精一杯生きたという実話を元にしている。何日か前にレビューを書いた『きっと星のせいじゃない』と少しだけ似ている。 

そう遠くはない自分の死を見つめながら生きる主人公・茉莉は、余命が僅かなことから恋愛をする事も避け、同窓会では、自分の病気のことを知らない友人たちに「東京でOLをしている」と嘘をつく。そんな彼女が、そこで"生きること"に疲れていた和人と再会する。
タイムカプセルに入っていた手紙を読んで生きる意味を完全に見失った和人。自分の部屋から飛び降り、一命を取り留めて入院していた彼に対して、生きるかも死ぬかも選ぶことができない茉莉は「それってすごいズルい」とおこる。
そこから色んなことがあって恋愛に発展していく訳だけど…

両方の気持ちが分かるからこそ辛い展開。

キャストの演技とRADWIMPSの歌が素晴らしかった。もう一度原作を読もうかな。
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