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あまくない砂糖の話のaのレビュー・感想・評価

あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)
3.1
私は、ほとんどお菓子以外の物を口にしない程の砂糖中毒者である。
だからこそ、何か考えが変わるかと思い、この作品を見た。

監督が体を張り、様々な科学的根拠に基づいた、砂糖の危険性を紹介して下さり、とても興味深かった。少しずつでも、砂糖の摂取量を減らす努力をしようと思う。

もちろん映画は、監督の伝えたい事を観客に見せる物であるため、この作品を「悪い」とは全く思わない。
しかし、「絶対悪の砂糖」という主張しか「まともな」主張としか描かれない所が少し気になった。
たとえ、砂糖の危険性を縮小化しているとしても、「砂糖は量を気を付ければ毒ではない」と主張する科学者の言葉を、直後に否定するようなシーンは、あまりに偏っているのではないかと思ってしまった。


しかし、何よりも驚いた事は、私がこの作品を見ても、「まあ、こういう危険性は結構知ってるんだよなぁ。この情報だけで辞められるなら、とうの昔に中毒じゃなくなってるんだよな。」と思った事である。
もちろん、砂糖の摂取量を減らす努力はするつもりだが、いつまで続くだろうか。つまり、私が言いたかった事は、アルコールや、ニコチンなど様々な中毒から抜け出した元中毒患者の方々を心から尊敬するという事だ。
私もいつかは「まともな」食生活を送れるだろうか。
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