海に行けばよかった

トリプルXの海に行けばよかったのレビュー・感想・評価

トリプルX(2002年製作の映画)
3.6
新作観る前の予習として。化学兵器を開発して世界の破滅を狙うというアニメか007にしか登場しないような元ロシア軍のテロ集団アナーキー99(このネーミングもマンガっぽいな!)への潜入捜査を任されたのは、NSAに強制スカウトされたエクストリームスポーツのプロであるザンダー・ケイジ。銃器の扱いは苦手でも、得意のエクストリームアクションと007顔負けの荒唐無稽な特殊装備で、チェコを舞台に大暴れ!
車で川に飛び込み、バイクで空を飛び、カフェのお盆をスケボー代わりに手すりを滑り、果てはスノボで雪崩に乗る、豪快すぎるエクストリームアクションの数々に笑いが止まらない!
漢ヴィン・ディーゼルの輩007っぷりもクール!
ヒロインのロシアの女スパイを演じるアーシア・アルジェント(ダリオ・アルジェントの娘らしい!)も美人でエロくて文句なし!
サミュエル扮するNSAの上司もキマってるし、ちょい役だがコロンビアの麻薬カルテルのボスがトレホで笑っちゃうしで、配役も良い。
設定や話の展開がバカバカしすぎるが、腕力ですべてねじ伏せて楽しませてくれる痛快作!
監督がワイスピのロブ・コーエンだが、アクションの種目の多彩さとヴィンの兄貴個人の魅力にフォーカスすることで差別化をはかっているのかな?