このレビューはネタバレを含みます
成瀬巳喜男と川島雄三の共同演出。成瀬が川島を指名した。
どこまでいっても山田五十鈴の映画。
年増女に乙女心を滲み出させる超演技は誰にも追いつけない。
すごい女優がかつて存在した。
主演は司葉子であり…
池袋・新文芸坐での『成瀬巳喜男監督特集』で鑑賞。
花柳界の女将(山田五十鈴)とその娘(司葉子)が、板前の板さん(三橋達也)という一人の男を好きになって、という物語を、封切りまでの時間が短かったこと…
途中から死の匂いがプンプンしてきて、必死で見つめるしかなかったんだけど、犠牲は1組だけだった。
川島と成瀬の演出の分担については、研究されていてある程度明らかになっているらしいけど、僕が見て何となく…
『夜の流れ』川島雄三特集で初鑑賞@シネ・ヌーヴォ。フィルム状態良好。成瀬巳喜男と川島雄三の共同監督という特殊な企画。登場人物が多く話も散漫だが、成瀬と川島の演出の違いがそのまま旧、新世代の女性の生き…
>>続きを読む無理心中に呆気にとられる。浄瑠璃、歌舞伎や文楽でも心中ものって日本には伝統的にあるイメージだが他人に依存せずともある程度やっていけるようになった現在はどうなのだろうか。つい心中死亡の推移など調べてし…
>>続きを読む成瀬巳喜男と川島雄三の共同監督作品があるとは思わなかった。男女の愛憎劇は、成瀬巳喜男で、ごちゃごちゃとしたシーンに関しては川島雄三だろうと想像をつける。ある種の料亭花街映画と言っていいようなう昭和昭…
>>続きを読む川島が乱痴気騒ぎしてると途端に成瀬の重苦しい画面が割り込んでくるのが、段々たまらなく面白くなってくる。
川島はだいぶ成瀬に合わせたようでどっちが撮ったのか判断がつかないシーンもちらほらある。
料…