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Beata ignoranza(原題)のbirichinaのレビュー・感想・評価

Beata ignoranza(原題)(2017年製作の映画)
3.0
ネタバレまではしていませんが、前半のあらすじを書いています。

あらすじ:
インターネットアレルギーで昔気質の国語教師エルネストが勤める高校にソーシャルネットワークマニアで授業にもすすんでPCを取り入れる数学教師フィリッポがやって来る。2人は幼なじみで、かつて恋敵でもあった。2人が愛した女はエルネストと結婚し、娘ニーナが生まれた。しかし、ある日、ニーナの父親がフィリッポだったことが発覚、エルネストは妻子の元を去り、その後、妻は交通事故死したという過去があった。

犬猿の仲のエルネストとフィリッポは、さっそく生徒のスマホ利用について(よく覚えていないがたぶん)大ゲンカ。その様子をユーチューバーの生徒が撮ってユーチューブに上げてしまう。それを見た若い女性ディレクター(ニーナ)は、2人にドキュメンタリーを撮ろうと持ちかける。テーマは2人の賭け。フィリッポ(フォロワーが大勢いるのが自慢)がインターネットなしの生活を我慢できるかvsエルネスト(いまだ90年代の携帯電話を使っている)がフェイスブックを始められるか。2人の戦いを、新たなガールフレンドなども登場させコメディタッチで描く。
加えて、亡くした妻への罪悪感から逃れられないエルネスト、実の娘ニーナと父娘関係がうまく築けないフィリッポ、という悩みを抱える中年男の姿も描いている。

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感想:
・わりと思った通りの展開なのだが、ラストに明かされるニーナが産む子の父親が誰かは見抜けなかった、唖然。。
・撮影チームの音声担当の男(冴えないタイプ)が、いい味を出していた。
・タイトルBeata ignoranza は2人がケンカになったとき、フィリッポに「今どきネットが使えない奴なんて無知なんだよ!」と言われたエルネストが言ったセリフ「無知で結構、知らないほうがよっぽどいい!」
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