【最近の日本に思う事あって追記】
チェイニーが突出した悪人だった訳ではない
誰もがチェイニーになりえるんじゃないのだろうか
一歩引いて冷笑しろとは言わないですが
もう少し冷静にならないと
気がついた時には手遅れになるのではないでしょうか?
昨今の日本の状況とても怖いし心配です、、
史実と脚色の間でとても揺れた作品だったんじゃないかと感じました
もっとチェイニーの野心、心情、心境を深掘りして盛ったら
ドラマ性は高くなったと思いましたが
あくまで史実に忠実、誠実にこの作品自体は作られていて
ある程度客観視を求められる作品ではなかったんじゃないでしょうか?
彼が権力への階段を掛け上がる様をもう少し描いてくれたらまた違った受け取りかたになったかもですが
そこは主題ではなかったようで
歴史の勉強的な雰囲気で映画を観進めました
政治家が自分のやりたいように手腕を振るうために憲法や制度を変えていく事の危険性
どこの国でも孕んでいる問題で政治を司る人達を選ぶのにはどんな制度が適しているのか?
なんか考え悩まざる得なかったです
煽動される僕らも問題なのかもしれないですが
情報を握られ統制されたら市井のものはどういう態度を取ったらいいのか、、
今でも衝撃的な映像が挟み込まれてなんか複雑で重い物を感じずにはいられなかったです
アメリカ合衆国と有志連合は一体なにに勝利したのでしょうか?
息子ブッシュの演説が悲しく虚しく響きました
作品の最後に自虐的にリベラル臭いなんて台詞を語らせるのですし
どこまでほんとと受けとればいいのかわからないくらい共和党の面々がまーいけすかなく描かれていますが
権力の監視と権力叩きは混同してはいけないのかな?なんて思い感じました
チェイニーを怪物化させて必要以上に大きく見せたところでなにかが解決するわけではないんじゃないかと
保守もリベラルも冷静に権力監視をする事、出来る事が望まれる気がします
あらためて正義の戦争なんてないって事を肝に銘じ
必要以上に幻滅せずに現実に向き合いたいかな
ただ最後のチェイニーのインタビューは政治家の狡猾さ狡さがわかりやすいくらいに現されていてげんなりはしましたね。