いや、おったまげた。
おったまげたって言葉、たぶん人生で初めてつかったけど、それくらい驚いた…。
新海誠作品に感銘を受けた中国の若手チームがつくった作品らしいのだけれど、まじでプロローグ進行といい、雨の降らせ方といい、新海誠…。
というか、中国版秒速5センチメートル。
それ故に、二番煎じとかいう批判もあるし、たしかに喋りすぎじゃない?とかはあるんだけど、そんなのはどうでもいいのよ!
なんていうか心臓には新海誠作品でしか触れられない場所があると思うのだけどら、この作品はそこに刺してくる…。
「秒速5センチメートル」を初めて見た12年前のあの夜と、「君の名は」を初めて見た8年前のあの朝をたしかに思い出した。
そして、いつか今日という日を思い出す未来も必ずや来ると思う。
あと、新海誠オマージュだからこそ、ちがいが際立つ気がしており、
2作目の姉妹愛とかはあまり新海誠が描くジャンルではなかったから、面白かった。
(そして、言われるまで気づかなかったけど、衣・食・住がそれぞれテーマになってるのか!)
しかし、やはりやばいのは3作品目。ありがちなんだけど、それがいいのよ。(あと、ここでも秒速5センチメートルとのちがいが際立つ)
てか、上海恋ってタイトルのありそうでない感とエモさ、天才じゃない?
俺が映画つくるときのタイトル、東京恋にするって決めた。
あと、四季を詩季、折々じゃなくて織々というセンス素晴らしすぎない?
って思ったんだけど、これはクリエイティブなんだろうか? それとも中国語ではこう表記するんだろうか?
そして、これを見ると本当に中国に行きたくなる!
アニメを見て日本に来る外国人の気持ちがめちゃめちゃ分かったよ!
未開封の感情をつかった感覚。ありがとう!