a

映画 刀剣乱舞-継承-のaのレビュー・感想・評価

映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)
3.0
「映画刀剣乱舞」について、「刀剣乱舞」における〈時の政府〉について、ゲームも舞台も追い掛けてたオタクだからこそ持ったしんどさについて、順番に書きたい。

私は日本史、特に戦国時代は必要最低限しか勉強していないので、細かい歴史について、ほぼ知識が無い。きっとそんな私だからこそ、新解釈をワクワクしながら見る事ができたのだと思う。
また、物語の流れはもちろん、殺陣や映像、演出など、全体的にとても魅力的な作品だった。

気になった点としては、
この映画に限らず、刀剣乱舞全体に言えることだが、「教科書に書いてある事『だけ』が『正しい歴史』」なのだろうか?それとも、「歴史修正主義者と反対の主張が『正しい歴史』」なのだろうか?
そうだとしたら、一振だけが覚えていた歴史は、「正しい」歴史だと言えるのだろうか?
時の政府は、何を基準に「正しい」歴史だと認めているのか、立場を明確にしてほしいと思った。

審神者や刀剣男士が「正しい」と信じている歴史は、教科書を参考にしているのだとしたら、どの出版社から発売された、何年版の、何という名前の教科書なのだろか?
時の政府が「正しい」とする歴史を知る必要があるだろう。



そして、ゲームも舞台も追い掛けてた一人のオタクとしての感想を最後に書きたい。

この本丸は「舞台刀剣乱舞」を基にしているようなので、最後のシーンで舞台版のキャストさんが多く出演されていた。
だからこそ、(俳優さんの都合上?)出演できない舞台版キャストさんのキャラを、〈わざわざ〉登場させた意味が分からなかった。
舞台で登場したのに、映画の最後のシーンでは出て来なかったキャラもいたのに、何振かの刀剣男士は、代役の俳優さんが顔を写さない事によって、「ステ版キャラ」として登場していた。それが、本当に無理だった。
いくら以前から予想していたとしても、舞台のキャス変を映画で確信したくなかった。

もちろん、嬉しかったファンの方は多くいらっしゃっるだろう。しかし、少なくとも私は、「キャス変ほぼ確のキャラクター」を推しているオタクを馬鹿にしてるのか?と思ってしまった。

それこそ、映画館で初めて見た時は、そのシーンによって、それまでの1時間以上が吹き飛ぶほど衝撃を受けた(笑)
ここまで思ったオタクは少ないかもしれない。ただ、ゲームも舞台も追い掛けていたからこそ、ショックを受けたオタクもいたと記録しておきたい。

今回アマプラで見て、ようやく吹き飛んでしまった約1時間を取り戻すことができた(笑)
a

a