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キャッチ ア ウェーブのspoornerizmのレビュー・感想・評価

キャッチ ア ウェーブ(2006年製作の映画)
3.3
色々ツッコミどころはあるよ、何かを伝えたいと思って演じる役者、海の撮影で天候を見たり、主人公たちが滞在するサーフショップを作り準備する人たちがいるわけで、良いところを探して見たい。

随分前に見て2回目を見たのは、濱田岳さんが何かの撮影が海辺であった時、サーフィンをしてたって話を聞いたから。この映画がきっかけで始めたのかなぁとか、それ前からか知らんけど。
サーフィンってそんなに楽しいのかなぁと思って見返してみた。

前置きが長くなったけど、意外だったのは竹中直人さん演じるデュークのコミカルさが思わずツボになってしまった。

「オトナなんて信じられないね」が「少し信じてみようかな」に変わった夏、それは「君たちが少しオトナになってしまった事なんじゃないか」ってデュークが言うのもね、こそばゆいけど、うん、それなりにこのストーリーにフィットしている。

濱田岳さんのズッコケとツッコミのタイミングの絶妙さは、このころ既に、だったのね、の驚き。

三浦春馬さんは、映画の最後の方で身長伸びてないか。 お顔もほっそりしてゆくのに今回気づいてしまった。

基本「待ち」の男のコが、熱中できるものと好きな女のコに出会って少しだけ変わってゆくという、10代王道ストーリーだけど、考えたら、受け身の芝居の難しさがあったのかも。ただ、真っ直ぐに向ける瞳の奥に感じるひたむきさは、ちょっと他にない所が目が離せない感じがあるなぁ。主役やる俳優さんは10代の頃から違うんだなぁと冷静に見てしまう向きがあった。

今は俳優業をされていない坂口さんのサーフィン姿が見られるのが、ちょっといいかな。決して多くない登場人物のなかで、唯一、サーフィンシーンをそのまま撮れる俳優さんとして起用したのかな。
他の役者さんも大きなシーン以外は吹き替えなしで、サーフィンやってるそうなので、それを探しながらみるのも良いかもしれません。
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