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罪の声のspoornerizmのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.8
宇野翔平さんという役者を知り、名前を覚えておこうと思った映画。
宇野さん演じた役のそれまでの人生がしんどいのと、演技や風貌そのものに説得力があったのだろうね、こっちが気持ちにシンクロしていってしまったのかそこ中心に覚えていて、他の細かいストーリーが思い出せないなと思っていたので、Netflixにて再視聴。

さて、
結果から振り返るツッコミでいえば、星野源さん演じるテイラーさんは、なんで会見に出席せんの? が、あるかなぁ。
や、違うのか。
知らない間に罪の声になってしまった子供達は、大人になって会見せなあかんのかい?時効になっても、、、と思った、率直に言って。や、おかあさんを探すために会見したのか、、、や、でも、放火犯だよね?うーん、よくわからん。

時代が変わってるし、知らない時代のことを“学生運動意味なし“となんて簡単には切り捨てられないけど、
でもなぁ、が沢山。
必然性ないんだよなぁ、この犯罪にはという感じ。同情できるものもない。警察組織という体制に個人で仕返しをしようと思うのが、よく分からんかった、しかも、子供を持ってまでそう思うか、子供を使ってまでそうしなきゃあかんかったんかいって理詰めで思っちゃった。
その動機が弱いんでストーリーには納得させられることはなかった。あ、そこか、納得しないことが正解なのか、この映画は、もしくは、どんな風に考えるかってことがポイント?

橋本じゅんさん、いいなぁ。橋本さんもこの映画で名前を覚えた俳優さん。この深刻なストーリーにあって、笑ってしまった唯一のシーン。「おしゃべりはあかんて」って心の中で多いに突っ込んだ。その後、NHKの大河ドラマや朝ドラで見かけるようになったなぁ、というか昔からいらっしゃる方だろうけど、認識させていただきましたって感じ。

小栗旬さん、関西弁は微妙だったんだけど、それに本人も「鎌倉殿」で自分は演技が特に上手くない、って言ってて、うん特に上手いってことないなぁそうだなぁと(ゴメン)思っていただけれど、背がスラっとしてスーツもコートも似合っていて、この映画で初めてカッコいい人だなぁと思いました。
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