Yumyum

クロール ー凶暴領域ーのYumyumのネタバレレビュー・内容・結末

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

そうはならんやろ?!な展開が続く映画。
人はドカドカ死ぬが犬は無事。

あんなに住宅地近くの川?にワニがいるもんなのか?!

まず初っぱなのワニの登場シーンが「上の階から降ってくる」時点で「なるほどこういう(とにかくこれはパニックムービーなんでこまけぇ設定は無視だ)系ね」と理解できる。

普通なら「地下(軒下?)に川の水が!堤防が決壊してワニが流れこんできた!」ならまだわかるのに「すでに川が増水、決壊する前からワニの番(つがい)が地下で死体食いながら繁殖して暮らしてました!卵は孵化間近!」な「いやそうはならんやろ…」展開でビビる。

警官の死体がある(腐乱しているのでハリケーン前に死んだと思われる{雨合羽を着ていないのであのブランコ付近で襲われた警官とは別人だと思う}→ワニとワニの子ども用のエサになってる)+ワニの番がいる+ワニの卵がある(なんなら孵化してる)+排水設備の欠陥住宅を売ろうとしてた父親…売らなかったけど売ってたらヤバい訴訟案件なのでハリケーン+堤防決壊で破壊されて良かったと思う。

家の破壊=今までとらわれていた家族への幻想からの脱却、でもあるのかなと思ったが…この脚本具合だとそこまで考えてなさそうだなと思った。

あのネズミの死骸やら人間の死骸に糞尿、汚物のまじった水の中で、父も娘もケガをしたので「これ助かっても感染症(破傷風、狂犬病含む)で死ぬかもな…」と残念ながら思った。

あの地下のワニが狂暴だったのは「卵を守りたい+人間を食ってた(警官)ので人間の肉の味を覚えた+血の匂いに反応する」で、まあまあ納得はできるのだが、野良の(川からきたやつ)ワニがあんな狂暴なのは「なぜ?」と思ってしまった。特にコンビニ強盗が殺されるシーンとか…あれが強盗するときにガラスで手をきってしまい…(ケガしてるので血の匂いを嗅ぎ付けおそわれた)な展開なら納得できたのだが…

日本でも河川の増水、決壊の恐れがある場合は「高いところへ避難すべし」とならうが、あの父親は長年あの川の近くの土地に住んでいながら河川の増水でまず「よしボートで逃げよう」な判断下すのはヤバいと思った。まず二階に行け。

ピンチになって屋根裏に行くシーンで「屋根裏あるなら先に行けよ」とデカめに突っ込んでしまった。

ハリケーンなのにヘリで救助にくるのも面白かった。救護船(でかめのボート)じゃないんか。
ヘリでくるな死ぬぞ。

エンドロールソングがイケイケなアップテンポソングで爆笑してしまった。
「こまけぇことは気にすんな!ワニ最高!最強!イェーイ」とでも言いたげな曲選すぎて…
Yumyum

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