くっちー

Melanie Martinez: K-12のくっちーのレビュー・感想・評価

Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)
2.8
ファンシーでポップな世界観の中で皮肉や社会風刺が鮮烈に繰り広げられるナンセンス・ミュージカル。

ファンタジーな世界で展開されるのは女性たちが体制や制度に抵抗する姿。それは社会に対する皮肉や社会風刺をも含んでいる。それらはファンタジーな世界観とのギャップによって、より鮮明に浮き上がっている。

女性が社会問題に切り込むには、ここまで複雑な舞台装置が必要なのだというメタ・レベルでの問題提起も含んでいる作品だと思う。