このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
シャマラン監督の「嫌な雰囲気」が常に漂っていて終始不穏だった。
認知症?精神疾患?が悪化した医者が一番怖すぎた。何するか予想できなさすぎて…
あと妊娠展開の「え?セックスって何回もしなきゃ妊娠できないんじゃないの?」レベルの男の子がセックスという行為すらしらない女の子に手を出すシーンがグロテスクすぎて…無邪気という言葉では片付けたくないな。
男の子はセックスを知ってる、女の子はしらない(ほぼ赤ん坊だったから)のスタートラインなので…明らかに男の子が悪い。
「決定的なヤバいシーン」を「映さない」のは凄くいいなと思った。
女の子が岩場から落ちて頭かちわる?シーンやセックスシーン、赤ん坊が死ぬシーン、犬の死骸など「映せばセンシティブ」である意味注目されるだろうが、あえて「映していない」ので「細かなショック」を受ける回数が少ないので本当に見易いし真摯だなと思った。
センシティブ画像乱発でバズらせたい、こういうショッキングなシーン好きでしょ(笑)、セックスシーンはみんなすきだよね?(笑)みたいな下品さがないのが良い。
あの姉弟はこれからどう生きていくのだろうか?
ティーンで経験できたことができないまま大人になってしまったのだから精神的に参ってしまうのではなかろうか?
体の成長に心や精神の成長が伴っていないから。
しかも急激な老化による身体への影響とかもありそうで「脱出できた=ハッピーエンド」とは言いがたいのがシャマラン映画らしいな、と思った。