このレビューはネタバレを含みます
第一次大戦頃から現代までのトーマス・ハイゼの家族の書簡の朗読というお話。頻繁に映される貨物列車は、流れる歴史と人民の比喩…?
朗読される内容に合わせて、多くの場面で婉曲的な映像が使われます。無関係…
【一言で言うと】
「癒えぬ“古傷”」
[あらすじ]
トーマス・ハイゼ監督の祖父で学校の教員だったヴィルヘルムは、ユダヤ人女性で彫刻家のエディトと結婚する。その後、監督の父親ヴォルフガングと叔父のハ…
4時間近い上映のうち、半分以上を見事に寝てしまったので点数はつけないでおきます。内容的には「ハイゼ家」の書簡とかの私的な文書を延々と読んでいくもので、なかなかのいい声で淡々と読むものだからとにかく眠…
>>続きを読むトーマスハイゼの母ロージーの元カレであるウド、やばい ちょっと惚れた 清竜人だった
「君の顔に鼻を押しつけ、八重歯を噛み切りたい」
「ぼくたちは感度がよすぎる」
あとトーマスハイゼの父の元カノも…
■原題「Heimat ist ein Raum aus Zeit/家郷とは時間からなる空間である」
■英題「Heimat(独語:故郷、家)is a Space in Time/故郷は時間の空間なり」…
歴史を語る、というのは今や古文書を繙くような営みではなく、街や通りすがりの人々や、積み上げられたまま忘れられた瓦礫や土に目を向けるような営みだ
冒頭で敗者の精神の荒廃について触れられるが、最後まで…
正に生々しい歴史!
私的なアーカイブが語るドイツ史
私的な歴史こそ、現在を考える糧になると思う
モノローグによって、数々のイメージが持つ時間が押し広げられ、見ることによる想像力だけではたどり着けな…
大阪公開初日の前日はzoomと会場を繋いでトーマス・ハイゼ監督ご自身、通訳及び聞き手として渋谷哲也さん、そして阪大名誉教授の市川明さんが1時間20分にわたってドイツ語で語り合うという異様なまでに贅沢…
>>続きを読む旧東ドイツ出身の監督が家族の歴史をまとめたドキュメンタリー。
残された手紙や日記を監督自身がひたすら朗読するという構成、3時間38分の長尺に半ば苦行に挑むような気持ちで鑑賞しましたが、それほど長さや…