時間の痕跡が潜む風景から浮かび上がる個人の記憶。
ハイゼ家100年の歴史が、過去から現在に向かい、最後にトーマスハイゼ自身の記録が語られることで、その文脈上で生きる彼の存在が意識された。また、今日の…
ドイツ映画 監督のトーマスハイゼの実家に残っていた、祖父母の手紙等を全て自らモノローグで全5章3時間38分語るかつてないドキュメンタリー。背景映像は全く関係のない、貨車や風車であったり、壊れた道路で…
>>続きを読む良かったとこ1 ユダヤ人リストのシーン
前半にあった、強制収容所に送られたユダヤ人の一覧がゆっくりとスクロールするのと並行して監督の曽祖父たちからの手紙が読まれるシーンは、ここだけで短編ドキュメンタ…
手記、手紙、日記といった個人的な文章を読み上げる声の、そうすることによって浮かび上がるファミリーヒストリーへの素朴な信頼を感じるトーンがすこし鬱陶しい。あたかもドキュメンタリー映画が我が一家の真実…
>>続きを読む「あまり関係ない映像のバックにずーーーーっと朗読が流れていて割とつらい」的な感想を見かけてドキドキ挑戦したけれど、映像も好きな感じで、話題になってた移送されるユダヤ人名簿映像も壮絶だったし、色々考え…
>>続きを読むドキュメンタリーなのだけど、表現が独創的。
ハイゼ監督は1955年、東ドイツ生まれ。その祖父母の時代、第一次世界大戦のころからの、ハイゼ家にかかわる手紙や日記や履歴書の下書きやらを淡々と読み上げる…
貨車がゆっくり軋む映像と音、雨の中を進むトラム 、風の音だけが虚しく聞こえる廃墟の数々… そこに重なる、延々続く手紙の朗読。壮大なアンビエント作品だと感じた。一部寝てしまったが、気楽に、心地よく観れ…
>>続きを読む久しぶりに映画館途中退出した。。
テーマがとても良いし興味をそそられたんだけど、当時の写真や資料、現在のドイツを背景映像に手紙をひたすら朗読するだけなのでこれは別に映画じゃなくてもよいのでは・・・?…
ファミリーヒストリーみたいな感覚でいたら全く違った(笑)
ドイツだもんね。
履歴書の下書きがもうエッセーみたい。
そしてよく捨てずに残していたな。。(元カレの手紙まで)
14歳・16歳の宿題でさえ…