Emma

ミラベルと魔法だらけの家のEmmaのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.6
ディズニーは南米を描くのが本当に上手。ラテンアメリカの旅然り、三人の騎士然り…
魔法使いの家族の中で唯一ギフトを授からなかったミラベルは日々劣等感に苛まれつつも、家族の一員であることを誰よりも誇りに思い、子供たちに自分の家族のことを意気揚々と歌に乗せて紹介までする。
でも自分のことには一切触れないし、説明を求められるものなら全力で逃げる。
彼女のアイデンティティってマドリガル家の一員ってことが強いんだろう。だからこそ、冒頭の歌もちょっと辛い。
家族はみなミラベルを腫れ物のように扱い、祖母や長姉に至っては何もしないでと言われる始末。皆のために頑張ってる家族にかける言葉か?と思う。
結局ギフトではなく、あなたの存在そのものが奇跡だというオチは良かった。
けど、都合よく魔法が戻ってきたあたりで少し冷めた。その展開いるか?となる。
でも曲も世界観も色合いも凄く良かったし、キャラクターにも魅力がたっぷりあってこれは大好きな作品になる。
ストーリーは好きじゃない。あと祖母。
Emma

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