ちい

オッペンハイマーのちいのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

オッペンハイマーの人生をwikipediaで予習してから鑑賞。聴聞会を中心に、政治や愛をめぐる人間関係が描かれる構成。登場人物が多くて整理しきれず、途中で意識とんでしまったところもあった…。

「バーベンハイマー現象」については宣伝側が軽率だったと思うけれど、このアメリカ側の視点の原爆映画が日本で公開されなかった可能性があると思うと問題だと思う。実際にアメリカ側の原爆についての受け止めは、トリニティ実験の関係者らや広島投下後の演説を聞いた観衆のような「成功」なんだろう。
映画はその国の歴史観と結びついているからこそ、各国で作る価値のあるものだと思う。日本では日本から見た原爆を語る映画を作るわけで、自国の歴史観と違う作品が反発を懸念して上映されない方が危険だと思うので、今回は公開されてよかった。
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