T太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

T太郎

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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

3.6

877
渋~いドラマだ。
抑えに抑えた演出と演技で、暴力場面はあるものの静かな映画である。

ボブとルース、若い男女の物語だ。

二人は恋人同士だ。
ルースがボブに妊娠を告げる場面から物語は始まる。
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

876
少し前にリメイク版の「ゴーストバスターズ」を鑑賞した。
女性版のやつだ。

かなり面白かった。
「ゴーストバスターズ」好きの私も納得の作品だったのだ。

しかし、程なく本家の後日譚ともいうべき
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ある戦争(2015年製作の映画)

3.7

875
デンマーク発の戦争映画だ。
アフガニスタンでのタリバンとの戦いと戦争犯罪を巡る物語である。

非常に考えさせられる映画だ。

戦場で戦う兵士は究極の緊張と混乱の中、瞬時に判断を下して様々な戦闘
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.9

874
私にとって実にいわく付きな作品である。
今まで3回借りた事があるのだが、なんやかんや事情が重なって観る事ができなかったのだ。

その事情というのが傑作で、大爆笑間違いなしのエピソードの数々なの
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.8

873
久しぶりに鑑賞した。
90年代初頭の傑作サスペンスだ。
絵に描いたような幸せな家族が、強烈な悪意にさらされる物語だ。

主人公はクレア(アナベラ・シオラ)という美しい女性だ。
夫と幼い娘、そし
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.9

872
神々の国、ギリシャの映画だ。

不思議な映画である。
前提状況として、突然記憶喪失になるという病が蔓延している世界が、物語の舞台だ。
なんらかの衝撃とか事故とかは全く関係なく、ふいに記憶を失う
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.6

871
再鑑賞

前作「プロメテウス」から10数年後という設定らしい。

西暦2104年、他惑星へのテラフォーミング計画は本格始動しているようで、宇宙船コヴェナント号は2000人の入植者を乗せて目的地
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クラウン(2014年製作の映画)

3.4

870
ホラーだ。
恐ろしくも悲しいホラーだった。

呪いのピエロ服にまつわる話だ。

これを着た者は二度と脱ぐ事はできない。
衣装だけでなく、カツラや鼻につける赤いやつもだ。
おまけにメイクも落ちな
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スリーメン&ベビー(1987年製作の映画)

3.9

869
久しぶりに鑑賞した。

80年代のコメディだ。
単純に面白かった。
心暖まるハートフルコメディである。

物語の主人公は、ピーター、マイケル、ジャック。
3人の独身貴族だ。
広い広いマンション
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.7

868
再鑑賞

私はアメリカンコミックの事をほとんど知らない。
読んだ事さえない。
だから、「ジャスティスリーグ」というのは「アベンジャーズ」の二番煎じだと思っていたのだ。

大変な失礼をした。
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東京物語(1953年製作の映画)

4.3

867
久しぶりに鑑賞

最近、黒澤作品をちょいちょい観ているので、ここらで小津作品でも観ておくか。
てなワケで、一番取っつきやすい本作を鑑賞した。

取っつきやすいどころではない。
以前観て、とても
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ファンタジー・アイランド(2020年製作の映画)

3.4

866
評価は低いようだが、私は面白かった。

スリリングな物語であり、意外な展開も楽しめる。
エンタメとして十分に及第点を与えられる作品と言えよう。

どんな願いも叶うという“ファンタジーアイランド
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鳩の翼(1997年製作の映画)

3.6

865
若き男女3人の恋愛模様や友情、だけでなく醜い嫉妬や打算などを描いた重厚な人間ドラマである。

1910年ロンドン、後半はベニスが舞台だ。

タイタニック号の悲劇の2年前
第一次世界大戦勃発の4
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VETERAN ヴェテラン(2019年製作の映画)

3.4

864
アクション映画だ。
老いた退役軍人たちが街の麻薬組織を相手に死闘を繰り広げるという物語である。

「RED」とタランティーノとゾンビを足してソーダ割りしたような映画だ。
特段、目新しい要素はな
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ベルフラワー(2011年製作の映画)

3.7

863
不思議な映画だ。
物語の種類を理解するのに、かなりの時間を要した。
いや、今でも本当に理解できているかどうかは怪しい。

これは、ある男の失恋の顛末を描いた物語だ。
・・・要はそういう事だと思
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.5

862
極上のスリラー映画である。

シリーズ最新作だ。
初期作品とは別物のリメイク版かと思いきや、がっつり続編だった。

お馴染みシドニー、ゲイル、デューイの懐かしい面々も出てくる。
ご本人登場って
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.8

861
またやらかしてしまった。
続編の方を先に観てしまった。
全く私とした事が・・・

私は意外と映画事情に疎いのだ。
いつも知ったかを決め込んでいるが、本当は何も知らないおバカさんなのである。
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

860
再鑑賞
SFだ。
人体に寄生する宇宙人の話だ。

奴らは人間を頭からかじる。
お腹が減ったらかじる。
いつも腹ぺこなのだ。

そんな厄介な宇宙人に寄生されるのが、エディという元報道記者だ。
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.6

859
フランス映画だ。
電子音楽黎明期の1978年、駆け出しの作曲家アナの一日を描いた小品だ。

シンセサイザーで作った曲こそ絶対!
ロックもいずれは博物館行きの遺物になるだろう。
これからの音楽は
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

858
シリーズの後半戦に突入だ。
少し危惧していたのだが、前3作と同じ世界線の物語で安心した。

ジョン・ウィリアムスの例のテーマ音楽もしっかり残っていて喜ばしい限りだ。

前作から20年後という設
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きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.8

857
完全にレイチェル・マクアダムスお目当てで観賞した。
普通の恋愛映画かと思いきや、恋愛・SF・ファンタジー・ドラマ映画であった。

見応えありだ。
面白かった。

主人公はエリック・バナ演じるヘ
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.8

856
再観賞
よくできたミステリー映画だ。

フーダニット物であり、ミスリードの仕方もうまい。
ミステリー好きの方は気に入るはずだ。

主人公はレイチェルという女性だ。
通勤なのだろうか。
毎日電車
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トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)

3.3

855
警察官が犯罪被害者になった時に発せられる“999”という緊急コード。
これが出ると管区の全警察官が現場に急行するらしい。

ホンマに?
ホンマでっか?

確かに同僚が傷つけられると腹が立つだろ
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⽩雪姫〜あなたが知らないグリム童話〜(2019年製作の映画)

3.3

854
私は以前、「夜明けの祈り」という作品を観賞して感動の涙を流した事がある。
静かだが、非常にドラマチックで重いテーマを持ついい作品だったのだ。

この作品の監督と主演女優は、その「夜明けの祈り」
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.4

853
再観賞
黒澤作品だ。
サスペンス映画の傑作である。
黒澤明の代表作の一つといってもいいだろう。

非常に面白かった。
誘拐事件と身代金強奪、警察による捜査の顛末を描いた実にサスペンスフルな作品
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アイ・アム・ナンバー4(2011年製作の映画)

3.1

852
SF・青春・アクション・ヒーロー映画だ。
そんなジャンルがあるのか?
知らん。
今できた。

評価はあまり高くないが、私は非常に面白く拝見させていただいた。

物語の概要はこうだ。

ある惑星
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.0

851
ドイツ映画だ。
音楽映画であり、多分に政治的な要素の強い作品でもある。

ただし、ある一方に偏ったプロパガンダ映画ではない。
普遍的な価値観を説いた物語である。

パレスチナ問題を扱った作品だ
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ザ・パクト 白蜘蛛の呪縛(2018年製作の映画)

3.4

850
スペイン発のホラーだ。
派手さのないゲキ渋もしくは激シブのホラーだ。
なんせ、これまでの視聴者が、わずか40数名ときている。
澁いにも程があると言わざるを得ないであろう。

テーマは家族愛と言
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マッド・ファット・ワイフ(2007年製作の映画)

3.6

849
エディ・マーフィー主演のスプラッター・・・プラスティック・・・知らん、ドタバタコメディだ。

私は非常にお上品な良家のご子息として有名なのだが、この作品のお下劣さにはほとほと辟易させられた。
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.6

848
久しぶりに観賞したが、何度でも観たい映画だ。
これと「七人の侍」は超長尺だが、観終わった直後にまた観たいと思わせてくれる稀有な作品なのである。

あまりにも有名な作品なのでストーリー紹介は割愛
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.1

847
かなり面白かった。
素晴らしいサスペンス・スリラーだ。

登場人物はほぼ悪人である。
もちろん、ロザムンド・パイク演じる主人公マーラもだ。
もしかしたら一番の悪人かもしれない。

マーラは法定
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.7

846
少し前にマイケル・ケイン主演のオリジナル版を観賞した。
コメディながらアクションも素晴らしく、おしろい作品だった。

今回はそのリメイクだが、ストーリーは全く異なる。
物語の舞台はイタリアでは
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噂のモーガン夫妻(2009年製作の映画)

3.4

845
コメディだ。
最近観た「刑事ジョン・ブック」のコメディ版といった風情である。

ポールとメリルのモーガン夫婦の物語だ。
あの噂のモーガン夫妻だ。
(どの?)
お互いニューヨークでバリバリ働いて
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コレクター(1997年製作の映画)

3.5

844
久し振りに観賞したが、内容は全く忘れていた。
それはもう、きれいさっぱりと忘れていたのだ。
清々しいまでの忘れっぷりである。

多分、当時の私はアシュレイ・ジャッドの美しさにばかり気を取られて
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100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.6

843
ドイツ発のコメディ映画だ。

コメディだが、物質主義、消費社会、拝金主義に対する警鐘をはらんだ、社会派的メッセージが込められた作品でもある。

まさに私のために作られた作品だと言えよう。
あり
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ゼロの焦点(1961年製作の映画)

3.6

842
松本清張原作のサスペンス・ミステリー。
監督は野村芳太郎だ。
後に名作「砂の器」を生み出したコンビである。
俄然、期待は高まる。 

結婚してわずか1週間後、夫が謎の失踪を遂げ、残された妻がそ
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