Scriabinさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

4.0

エリザベス・ハートマンがエルちゃんにしか見えなかった。こいつら何やってるんだ感めちゃあっておもしろい。

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

4.0

南部を象徴するもの。大自然、白、気取ったヨーロッパ風、女。立派な屋敷が舞台だということをよく示すコスチュームプレイらしい照明。

レベッカの時も思ったけど、動きや台詞を揃えたりして結構ちゃんとリメイク
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.0

本家の「ダンスカンパニーのくせに全然踊らないじゃん!」を解決する努力はありがたく享受しました。もはやサスペリアのリメイクの域を出てる気がする。こんどはイタリア人監督の撮るドイツという観点で見てみたい。>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

4.2

ちょっと好きかも。
もっぱら音楽で怖がらせてくる系。血の赤がそれはそれは鮮やかで、もはや目に心地よい。寮の部屋の鏡にレイトンらしき絵が映ったり、秘密のアール・ヌーヴォー部屋にビアズリーが飾ってあったり
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絞死刑(1968年製作の映画)

5.0

冒頭のシーンの印象だけで見始めたから、舞台的な本編にはびびった。舞台版とかあるのかな。

レベッカ(2020年製作の映画)

4.0

ヒッチコック版の納得できないところを修正した感じ。舞台は50年代?リリー・ジェームズが演じてるせいか、冒頭のコンパニオンのところはシンデレラにしか見えんかった。
心理主義から距離を置き、人生との向き合
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レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

眉は20年代に限る。
男と女の顔を画面ギリギリまで横並びにするの、いまではめったに見られなくて新鮮だった。

十誡(1923年製作の映画)

5.0

59年版よりも好き。Epic部のはちゃめちゃな感じや、現代篇を設けたところは、20年代の映画の好きな要素が詰まってて嬉しかった。バッコスの巫女ってフラッパーガールだったのね。

珈琲時光(2003年製作の映画)

3.5

『東京物語』同様、郷愁をそそる風景だった。特に見慣れたJRをたくさん使ってくれたのは嬉しいが、映画のほとんどが電車シーンで埋め尽くされていてちょっと強迫的な感じがした。
後妻の若い感じや一青窈のさばさ
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独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

5.0

ソクーロフの独断と偏見で歴史を編纂する様子がまずとても好き。牡牛座、モレク神、太陽でやってきた権力者の肖像と20世紀の総括、ロシアの方舟とフランコフォニアで見られたイリュージョンのような歴史の構築、そ>>続きを読む

あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

5.0

激動する世界の中で孤立したかのようなカップルの姿はスパイの妻を思い出した。人間のそういう描き方/見方って良くはないんだけど、そういうメロドラマがやっぱり好きなんだと再確認できた。あのラストはあざとすぎ>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

ベイビーもデボラもかわいかったし、音楽も楽しかったけど、なんか全然乗れなかったな。途中で長いとか思っちゃったし。

血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

4.2

バーバラ・スティール目当て。あいかわらず美しい。

これも原題と英題、邦題が全然違うやつ。

女優霊(1995年製作の映画)

4.0

すごいこわくて全然ちゃんと映像を見れてないです。映画内映画の幻想的な光が、そのままホラーになっていくのはおもしろかった。

サルヴァトーレ:夢の靴職人(2020年製作の映画)

4.0

グッドモーニング、バビロンの曲!!!
ほんとにこの監督は自然を美しく撮る。昔の写真も今の映像も、ヴェドゥータのように光り輝く。
相変わらずスコセッシのおたくぶりが炸裂してた。
最後のcmみたいなの何?

カビリア(1914年製作の映画)

4.2

ふつうに、戦後のコスチュームプレイと相違ない感覚で見れたことに感動。手を掛けて作ったであろうセットを開始何分も経たないうちに破壊する惜しげの無さは衝撃だった。じりじりと移動するカメラはとても現代的。ト>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

ミッドサマーを先に見てしまったので「これミッドサマーじゃん!」みたいなところがいっぱいあった。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.8

おもしろかった!彼女役の女優が友だちの元カノにしか見えなくてやばかった。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

ザ・スクエアと少し似てたけどこっちの方が全然救いがあると思った。クラシック業界の自己矛盾は強く押し出されるけども、自分は単に音楽に生涯を捧げた女性の物語として見たい。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

5.0

アートを取り囲む状況の無責任さと欺瞞性。けれどそれは社会全体を覆う病理の象徴にすぎない。あいちトリエンナーレで床に鳥の死骸が落ちてた事件とか思い出した。

妖怪の孫(2023年製作の映画)

4.1

前作よりも切実度が上がっているような
自分が追放されたことをナレーションするところはちょっと面白かった。

チート(1915年製作の映画)

4.0

背は高いんだけど頭がでかい。クールビューティーなところはちょっと韓国アイドルみたいじゃない?

カルメン(1915年製作の映画)

4.5

ファーラーのマイムのなんとも言えない程よさ。カルメンを凝視する男の横顔とカルメンに顔を切られた女のカメラ目線が印象的だった。

フェリーニの道化師(1970年製作の映画)

5.0

これまでのほとんどのフェリーニ映画に出てきたサーカス要素の集大成。と同時にニーノ・ロータのサントラのコンピレーション。
チャップリンの娘、ピエール・エテックスに、ご本人登場!やっぱりかっこいい。

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

4.0

妖怪の孫の予習
ナレーターだけはいかにもな左翼ドキュメンタリーなのに、それ以外の露骨な演出は結構アメリカっぽくて、主戦場なんかと通じるところを感じた。映像も高画質できれいだったし、新局面を開こうとして
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砂漠のシモン(1965年製作の映画)

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謎に尊大だけどあくまでも苦行する聖人が銀河のイエスと重なった。あとたぶん奇跡の丘の母を突き放すイエスとも。

ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺(2018年製作の映画)

3.8

すごい教育的。形として一つの家族を主人公にはするものの、ピータールーにいたる過程に関わった全ての階層を丁寧に描いているのが印象的だった。悪く言えば冗長だし楽しませる気はないかもしれないけど、スクリーン>>続きを読む