ベタレイヤーテールさんの映画レビュー・感想・評価

ベタレイヤーテール

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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.6

宮沢賢治の父を主役としているが、基本的に賢治の伝記・物語である。賢治の若い時期の奇天烈な思想に家族は振り回されて父子で対立もあったが、それでも…、という話しで、ところどころに賢治作品も織り交ぜられ、そ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.9

マテル社よく許諾したな。それくらい「バービー人形」を自らコケ落としている映画に思えるけど、違うそうじゃない、バービーで遊ぶ経験を通して本当の現実社会を女児たちが認識できるきっかけになっている、と主張し>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.3

インディアンのオセージ族の土地で油田が開拓され街はゴールドラッシュとなるが、それを狙って白人男性たちが次々と婚姻を結ぶ。そして、次々とインディアン女性と家族たちが殺されていく。相続権が得られるのだ。そ>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.4

黒人差別を皮肉って鬱憤を晴らす売れない黒人作家のモンクと、黒人差別を批判したり白人の目から「罪悪感から」語ったり、モンクの一家と彼女と黒人差別について語ったりといったことが主題のような映画紹介のされ方>>続きを読む

星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.8

フランスの端からスペイン北部を横断するキリスト教巡礼の旅路、「聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼」というものがあるのだそうだ。世界3大巡礼路らしい。とある出来事が理由でその旅に出た初老の男ト>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.3

運び屋モノだけど主人公が女性なので少年をかばうのに気持ちが入る設定は良いね。カーアクションモノとしてもかなり良い。けどそれを貫いた系ではなく後半は普通の痛々しいアクションモノになってるの草。まあ、楽し>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.4

かなり良かったりところどころ変だったりと思ったら実話だったのね。そしてもちろんゲームの宣伝でもあるからゲームらしい画面も目立つ、けどもそこが良くできていてかっこいいから◯。実話ベース創作でもあり宣伝風>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

最初から終始サスペンス調の緊張感ある演出と展開で、180分の長尺だがあっという間で目が離せなかった。米国で初めての原子爆弾の開発リーダーとなった天才科学者の、前半は科学への探究心ばかりでの率先した研究>>続きを読む

マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.4

投資を扱ったTV番組マネー・モンスターの生放送中に、テロリストが1名でやって来て番組をジャックする。それを出演者の司会とディレクターが協力して、警察の強行策に陥らないことを配慮しつつ、脱出することを試>>続きを読む

金の糸(2019年製作の映画)

3.6

珍しいジョージア発の映画でその歴史と陰惨な政治を背景に79歳の老女と同じ名前の孫娘、もとカレと親戚で痴呆が始まっている友人と、近隣住民との、「失われた時を求めて」な話し。映像、音楽は素晴らしく、ノスタ>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

ヨルゴス・ランティモス監督の歴史もの。監督らしく変態ちっくなエピソードもふんだんでよき。英国女王アン陛下に使える女2人の物語なんだけど、いろんな理由で孤独な女王に必死に仕えても孤独感は変わらない女王が>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.4

バリー・コーガンらしぃバリー・コーガン伝記かよ。ありとあらゆるバリーが堪能できる。シチュエーションが多すぎて玉石混交になってる、気持ちテーマを絞っても良かったのでは。どこまでがそれでどれがそれじゃ無い>>続きを読む

マルチバース(2019年製作の映画)

3.0

マルチバースっていま流行りすぎじゃね。MCUがこのテーマでドツボにハマり、DCよお前もか…、あげくスパイダーマンまで…。そうこれは全私にとって面白いテーマではなく飽き飽きしてるのだ。で本作は大学のベン>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

ヨルゴス・ラモンティスの奇怪な設定シリーズと化してるなこれ。少子化対策なのか伴侶を失ったら施設に送られて期限以内にカップル成立する出来なければ希望の動物にさせられてしまうという世界設定。その施設やその>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

最初はこれは荒木飛呂彦「魔少年BT」かと思ったら、ズラウスキー「ポゼッション」だった!日常の生活に迫る得体の知れない恐ろしさよ。加速度を上げていく展開、嫌気を倍増させるエピソード、冷たく血の通って無い>>続きを読む

ワールドエンド(2019年製作の映画)

3.4

内容はここの「あらすじ」に全部書いてある😅ロシア映画の最近の戦争描写(特に戦車)は質が良いがこれも良い!撮影、質感、カット、悲壮感において。そしてオモローなSF設定が現代の上に乗っていてそのあり方にほ>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.4

NYの投資会社の社員が社命でアルプスの山奥にある閉ざされたホスピスに赴く。そこで療養しているという社長に会いにだ。その病院での理不尽な対応と状況に疑問を感じ調べているうちに自分も患者扱いをされ、病的な>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.2

いいのかこれは…ww 普通は見てはいけない( ゚_ ゚ )

GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

4.3

美しい現代のフランス映画。色彩が、音が、純粋さが。パリ郊外の取り壊しが決まったボロい団地は宇宙飛行士と同じガガーリンの名で親しまれているが、その屋上に一人住むユーリはまさにガガーリンと宇宙に憧れる少年>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.4

すごい
グレースがアラナに変装して取引するシーンが緊張しすぎでとても格好悪くて気になった。グレースはスーパーじゃ無いから演出かもしれないけど。
スリ行為でなんでも解決できるのは、もういいって感じ。

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.3

スーパーヴィランVSスーパーマンを観ているようだ。前半は特に、貧困と境界(IQがギリギリ低い)の現実にある問題を真摯にリアルに捉えており、それに対しスーパー親切な家族が支援しても難しいを克明に描いてお>>続きを読む

ブレイブ・ロード~名もなき英雄~(2017年製作の映画)

3.3

実話。トルコがこんな風に活躍しているという事を知らなかった。

シルバー 夢の扉(2023年製作の映画)

3.0

おしゃれな雰囲気の映画かつファンタジーサスペンススリラーかなと期待してみたけど、まあだいたいそうだったけど、読後感はストレンジャーシングスの一編を観たぐらいで終わってた( ゚_ ゚ )

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.6

黒澤明「7人の侍」の西部劇版「荒野の7人」のリメイク版、ということだがよく出来ていて緊張感・盛り上がりも素晴らしく良かった。それまで強気でかっこよかったカレンが終盤の決戦ではか弱くなるのが惜しいと思っ>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

2.9

どこで感動して感心すべきか分からなかった。スパイものでその究極の仕事と苦労、かもしれないけど主人公がアマチュアであることをしきりにエクスキューズして始まりその通りよく分からずただ行動してたので、映画と>>続きを読む

パラミドロ(2021年製作の映画)

3.0

今日はむしゃくしゃしてたのでゾンビ(風)映画。スッキリした。男尊女卑とかミソジニーとかは特にどうでも良かった、単にキャラ設定の範囲でだべってただけでしょ。ライドシェアに搭乗する女3人と運転手、ホラーな>>続きを読む

パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

3.0

パラレルワールドに通じる鑑を発見、利用するベンチャービジネス初級の4人の男女。時間差もあるので、工夫して成功・儲けようとするがミスを克服するためにだんだん腹黒い活用も思いつくようになり… という内容で>>続きを読む

ラスト・クリーク(2018年製作の映画)

3.5

ジャケ詐欺だっていいじゃない。コピー詐欺だっていいじゃない。私はそんな先入観無しで映画を評価する。
普通に面白かた。就職面接受けに遠方に車で行く大学生、山でGPSが不安定になり道に迷う、自分にありそう
>>続きを読む

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

4.3

すごい。何度もグッときた。リトル・ミス・サンシャインのチーム作というから取っておいたけど、観たらエル・ファニングちゃんでナオミ・ワッツでスーザン・サランドンの配役も完璧にはまってる。映像もカメラもいち>>続きを読む

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.3

感動した。素晴らしい家族愛と献身。悲惨な運命に生まれた美少女ミミは宇宙の地底からやってきた悪の魔王と心を通わせ、遂にはそれぞれの宿命を克服して本当の自分を認めるシーンには涙すら出そうになった。特撮と映>>続きを読む

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