ルークシュポールさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ルークシュポール

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王妃マルゴ(1994年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

3時間弱を感じさせないほど面白かった
アンリとシャルルのキャラが濃くて主人公カップルを圧倒していたような

アンリ・ド・ナヴァールの悪運が強すぎる
最初はすぐ殺される小物かと思ったら一筋縄ではいかない
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2016年ってこんなにひどい時代だったっけ?2023年には考えられないような言動ばかり
過激化・先鋭化の問題はあれど、#metooやフェミニズムには意義があった(ある)のだと実感した
意図的だとしたら
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バルスーズ(1973年製作の映画)

3.7

昼下がりにぼんやり観たい映画
セックスと犯罪だらけのロードムービーなのに、牧歌的で時間がゆったり流れてゆく

全編北海道ロケと言われても信じるくらい、雪のない時期の道内各地域を感じる
あんな青春は私に
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X エックス(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

※Pearlのネタバレもあります。

Pearl観てからこっち観たから、かなり引きずられてる
こちらから観たら、老夫婦が気持ち悪いと思っていたんだろう
前日譚を知っているから、老パールもかわいそうでい
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

怖いというより終始辛い話だった 

本性がどうこうより、やはり過度に抑圧されたからパールはあそこまで煮詰まってしまったのでは?母親が怪物だと思って育てたから、パールは本当に怪物になってしまったと思う。
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

普遍的な喪失とそこからの立ち直りの物語

何か・誰かを邪悪な加害者とするのではなく、ズレやボタンのかけ違いが生んだ物語だと思った
はじめレオをいじめていた人たちに「笑えない冗談だ」「あいつらこそ女かよ
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少年と犬(1975年製作の映画)

3.8

地上と地下の対照的な風景と言いうまく形容できないが好きだ
ふらっと見て良かった!

そして犬派なことに気づいた
ブラッドかわいい

メジャーリーグ2(1994年製作の映画)

3.3

しょうもないB級映画かと思いきや野球好きとして色々考えさせられた

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.9

いつまでも見ていたかった
輝かしい歴史ばかりではないのに、エルミタージュ宮殿の美しさが美しくないものも全て飲み込んだ
いや、歴史そのものなのかも

ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ(2022年製作の映画)

3.5

ニューヨークパンクの歴史をあまり把握してなかったけど、魅力もより知れた
グラム色が強かったんだな
アリス・クーパーが前半たくさん出てきて嬉しかった

同時上映のシド・ザ・ファイナルカーテン観てシドとナ
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.4

フランス革命は起こるべくして起こったんだなと
読書好きの息子バンジャマンはルソーに言及してたけど、料理でじゃがいもや庭の野菜など身近な食材を使ってたのもルソーと「自然に帰れ」ブームの流れなのかな
後半
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

私がオルガにならなかったのは運がよかったからだ!と、いうのが劇場を出たときはじめに思ったことだった
同情や共感という言葉は生温いし、安易に祭り上げるか或いは貶めることだけは避けたいが、判決までは他の実
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ここのところ考えていたテーマとずっと夢見ていた海辺の町の組み合わせで、観ようと思い立ったのは何かの啓示なのかと思ってしまった笑

死の観念に魅了された主人公と父を失った相手の物語なのにずっと画面が明る
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

3.1

時間が長く感じたが不快な退屈さってわけじゃなかった
もう一度見たくなるのは映画館の椅子の座り心地が良かったからか
革命の大本はフランス革命なんだなぁ

僕の無事を祈ってくれ(1988年製作の映画)

3.3

映画全体が幻覚のようだった
どこを切り取っても絵になる

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.6

軽く見れるコメディだがセクシャル要素はしっかり笑
主人公かわいい 
予告は赤?ピンク?の照明がフィーチャーされていたが、本編は意外にも青空のシーンがどれも印象に残った
ボルシチが食べたくなる…ピンクで
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幻滅(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞前は長いかなと思ったらあっという間

ご馳走はたくさん出てくるけど床で食べていた目玉焼きが一番美味しそうだった
あれだけ健気に奮闘してたコラリーの心身を最終的に折ったのが仕組まれたヤジなのは、彼女
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも原作通りすぎて???となったが弁当かきこむシーンがよかった
そもそも本当に自死だったんだろうか?

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

ちょっとした会話がいちいち面白くて機内で爆笑
日本人キャストがほとんどいないことが問題視されたらしいが、かえって"エセ"日本に振り切ってよかったんじゃないか

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

衰退する名門一族と野心あふれるよそ者という点でバルザックの小説を思い出した
パトリツィアのギラギラの全身ブランドは変わらないが、前半派エネルギーとバイタリティの表れのようで魅力的だったのに、スキー場の
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ダントン(1983年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

紹介文とは違い、ダントンは悲劇の英雄として描かれてはいないと思う。むしろ承認欲求モンスターの転落の話と言って良いのではないか。演説の力強さとカリスマ性は伝わってきたが、内実は何もなく死ぬまで人生の空虚>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.5

ギャツビーにも欠点はたくさんあるのだが、それでもニックよろしく「君だけが最高だ!」と言いたくなる人物だった
ディカプリオの魅力よ…!初めて姿を表したときから魅惑されたな

愛の嵐(1973年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ところどころイメージが美しくてそれがまた恐ろしくそれでも魅了されずにはいられない
シャーロット・ランプリングのルチア、指揮者の夫といるときは気品のある貴婦人なのに、マックスに再会してからは少女への変貌
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白すぎて一瞬で終わった
ショシャナがユダヤ人虐殺にあまり関与してなさそうなフレデリック(これが普仏戦争や第一次世界大戦なら普通の軍人扱いのはず)に殺されたのがニヒリズムを感じた
よく考えてみれば、バ
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LETO -レト-(2018年製作の映画)

4.0

これ見てキノーとズーパルク聴いてロシア語を勉強し出した
ヴィクトル・ツォイはロシアゴスキーで存在だけ知ってたけどエンドロールのキノーの曲に撃ち抜かれてキノーにハマった
当時のソ連ロックの状況は全く知ら
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マリー・アントワネットに別れをつげて(2012年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

想像より乾いていた 
ガブリエル・ド・ポリニャックが一方的な悪女というわけでもなく、アントワネットとの関係には色々複雑さがありそうな感じが匂う
シドニーは身寄りのない孤児という設定だけど、身元が不確か
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

1989版の物悲しさや切なさが消えていて何だかなぁと言う感じ
生き返るのが9歳の娘に変更されているのは社会的意義があるのかと勘ぐってしまう
生き返りエリーの言動は最近流行りの復讐ものみたいな気がして食
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テス 4Kリマスター版(1979年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前半も酷いことが起こっているのに牧歌的でゆったりとした陽の光が印象的
原作読んだときよりエンジェル・クレアが酷いやつだと感じた
客観的好悪より、テスはエンジェルが大好きでアレックが大嫌いだから話がこう
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