ひじりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ひじり

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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.3

古き良き古典名作的どんでん返しミステリー

しがない詐欺師の主人公が、
元奥さんが身籠ったまま別れてしまった
娘との再会を経て再び生気付いていく
愛の再生ストーリー

このあらすじが合っていないし合っ
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ワンシチュエーションサバイバル歴代トップ

よくある有り得ない系サバイバルかと思ったら
なかなかに悲惨で生々しい始まり方に
スペイン産の意味を知ります。

全体的にやってくる最悪続きの受難もリアルで
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

-

ノリやボケがインターネット過ぎてキツい
あれ俺なんかやっちゃいました系

キャラクターが漫画的すぎるし、アクション一見凄いようで、相手役の人たちが謎の動きで空振りしまくるのでツッコミ所しかなかった。
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イン・ジ・アース(2021年製作の映画)

2.0

不快感の映像化

久々に時間をゴミ箱に捨ててしまった
感覚を味わった。

13人の命(2022年製作の映画)

5.0

あらゆる人の英断と行動が
信じがられない奇跡をもたらした実話

タイの洞窟事故について発生と結末こそ
知っていたものの、その陰でこんなにも
多くの困難があったとは思いもよらなかった。

ものすごくテン
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

副操縦士が間違いなく誰よりもヒーロー

最初の裏切り者が仲間だからこそ
誰も信用しないスタイルを貫くんだろうけど
色々と無理がある気がした。
そこまで周りを信じないのに隣のお姉さん簡単に信用するのもち
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

じっくりねっとりとした尊厳破壊映画

有り得ないと叩く人こそ協力者になり得る。
登場人物は本当に皆普通の人なんだと思う。

そこに職場という環境があり
上司と部下の上下関係があり
店を回すという優先順
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

私たちの一番そばにある狂気

センセーショナルな事件や事故を対象にしているから彼が特別狂っているように感じるけど、より画になるようにって意識は私たちも持ち合わせている気がする。

投身自殺や電車の事故
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.5

これはまさしくSFホラーの金字塔

ある意味今では観られない
生々しい人体破壊描写が凄まじく
終始悪夢を見ているかのよう。

ビデオロームという点に時代は感じるものの
いまでだってスマホやネットに置き
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版はマジで大ファンです。ドラマ版は。

ドラマはやっぱりあの、家の安心できる空間で好きな格好で好きなことをしながら好きに見れるからこそ良いんだなと思ってしまった。

ドラマの空気感を壊さず持って
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

いつものワイティティ劇場と思ってたら
大号泣ヒューマンドラマだった。やめてくれ。

ジョジョの等身大な視点で描かれる戦時下でもファンタジックな日常が可愛らしい。実際戦時下の幼子なんて見えている景色はこ
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ハウンター(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

えっめちゃくちゃ面白いじゃ〜ん!!!

少女が迎える16歳の誕生日前日。
なんでもない日のはずなのに
少女はその日の永遠に繰り返していた。

なぜ誕生日にいけないのか
なぜ家族は誰も気付かないのか
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.0

映像化したというのが一つの勝利な気がする

原作ありきと言えどここまでの設定と内容を
Amazonプライムという世界のトップ市場で
映像化したの凄い。まずそこに感動しちゃった。

同性愛としての障害で
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

平均的な会社の平均的な社員達に
超常現象的タイムループが起きたらどうなるか

この[平凡さ]がとても丁寧で生々しく
タイムループを成立させ得てしまう現実感と
なっていたのが秀逸だった。

ハトショック
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.6

青春ゾンビスリラーホラー

青春の王道を極めながらも
その道に唐突にゾンビ放り込んでくる。
凄い。ナニコレ。

それでもなぜか人間は、というか若者は逞しく
ゾンビ問題を早々に解決したのち
よりスクール
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.0

人が狂ってゆく様をただただ傍観する鬱SF

人格破綻している船長やら
人間嫌悪なルーメイトやら
メンタル激弱の恋人やら
レギュラーメンバーがキツすぎる。

絶望に向かって変わることなく流れ続ける
時間
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.5

マルチバースの原型という感じ。

マルチバースというと今では翻弄される本人視点が多いようだけど、本作は俯瞰で語られるためにより難解に感じられる。

分岐点を把握していてさらに並行世界の人生を
すべて知
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ史上最悪(最高)のエンディング

死の暗示やヒントが意地悪で最高。
死に方もなかなかアクロバティックでいい。
初めての謎セクシーシーンも良かった。

3作目にもなると主人公サイドの事態の把握か
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

4.0

伝説の始まり

観客の見たいものを無駄に伸ばすことなく
手軽な尺で徹頭徹尾描き切る潔さがいい。

意外なものに殺されるかもしれない恐怖なんて
日常線の延長すぎてめちゃくちゃ怖いし、
タイミングがわから
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デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.8

前回の死の連鎖から巧みに繋がれた続編

大量死から免れた数人に迫る死の恐怖は
観客のわれわれも知るところだが
意外な筋書きで続編たる展開を見せてくれる。

飛行機事故から1年しか経っていないゆえに
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ファイナル・デッドサーキット 3D(2009年製作の映画)

3.3

最高潮で始まるオープニングがso cool
一気見した人ならアレだ!って盛り上がれます

予兆がより分かりやすくなっていて
観客にも優しい。死因を当ててみようクイズ。

ここまでくると話もサクサク
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

毒親×悪魔の最悪コラボレーション

徹頭徹尾最低の選択を取り続ける母親のお陰で
なんの同情もなく見進められるものの
そんな母親のせいで結末に興味が薄れていく。

怖いというより怖がらせるのが上手い映画
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スペル(2009年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

スタートダッシュが豪速球

ビックリ箱みたいなホラーで笑えるけど
精神的グロがキツすぎる。基本汚い。

主人公の巻き込まれ方が不遇なものの
対処の仕方もお粗末なので同情できない。

動物の生贄は最初か
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ボルテージ急上昇のトンデモホラー

不穏すぎるオープニングから終盤まで真実の見えないジリジリとした展開に高まりまくる期待。
そしてその期待を軽く凌駕する圧倒的灯台下暗しな真実。

最初から灯台が答えだ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

Be kind.

マルチバースって結局ネットが蔓延した現在だからこそ刺さりまくる理想郷なのかもしれない。

あの時こうしていたら
この時ああ言っていれば
その時その道を選んでいれば

大きいものも小
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1408号室(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ほぼワンシチュエーションの無限悪夢

若干チープなスタジオに演劇感を抱くものの
主演の迫真の演技が恐怖感をこれでもかと
増幅させてくる。

「場所が恐怖の実体」というのは
一見つまらなそうに見えて中々
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画で見たいもの全てを
これでもかと見せつけてくれる圧巻の98分

ゾンビ映画あるあるはもちろん
ちょっと風変わりなゾンビ映画にある
メロドラマやコメディ要素、スリラー系まで
余すことなく見せて
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ジョーカー(2019年製作の映画)

-

凄すぎて点数をつけられない
安易に5点満点ともいえない
現実と創作を力尽くで共生させた名作

彼は社会が産んだモンスターであり
いってしまえば無敵の人な訳だけれど
そうネーミングすることすら憚られる不
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.0

良くも悪くもアメリカらしい映画

正直ヒロイズムとマッチョイズムが激しく胸焼けが止まらなかった。英雄讃歌に拍車を掛けるが如く名言らしい台詞を続けるのもいただけない。

ストーリーテリングなら「プライベ
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ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

2.8

最後で盛大にズッコケる映画

もう少し伏線なりヒントなりあれば飲み込めたかもしれないがギリギリ無理だった。
中盤から急にIQが落ちていくホラーあるある展開も行ってほしくない方向で残念。
始まりがクライ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ホラーと思いきやスリラーで叩きのめしてくる
都市伝説風の人怖話。

めちゃくちゃチープなCGと演出で大いに笑えるが、油断していると思いがけない恐怖に落ちる。
B級映画の皮を被る急転直下のストーリー展開
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.5

キャストであらすじを説明しきる金ロー映画

映画館で見ていたら微妙だったけど
家でビール飲みながら見るには最高。
ありし日の金曜ロードショーという感じがした。

初心者ヒットマンと凄腕ヒットマンという
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

不可思議な世界観に起こる生々しい軍事劇

かなり奇天烈なキャラクターと不穏な世界観に
最初こそ身構えてしまうが、
結局起きることは現実世界と変わらない。

見慣れない文化を背景に起きる二つの種族の争い
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コンティニュー(2021年製作の映画)

3.5

ループ映画で見たい画が全部入ってる

ほぼオールユーニードイズキルだが
無限ループの戦闘アクションは大好物。

主人公が序盤から100回以上ループ済みなのにループの理由や目的を1ミリも理解していないの
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

健常者と障害者の境界線は眼に見えない。

演劇であれば字幕が必要になってしまうし
小説であればあのステージの再現は不可能だ

例のシーンは、頭だけで理解し分かったつもりでいた情けなさと恥ずかしさに圧倒
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