阪本嘉一好子さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

阪本嘉一好子

阪本嘉一好子

映画(629)
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もう雪は降らない(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『I am waiting for you.』(なぜここだけが英語なんかなあ?)と誰かが(死んだ母親)ゼーニャ(アレック・ウトゴフ)の宿舎のドアの下にメッセージを残した。ここから私はこの映画の意味がは>>続きを読む

エコー・イン・ザ・キャニオン(2018年製作の映画)

5.0

1960年代のフォーク・ロックの起こりはロスのローレル・キャニオンが始まりであったらしい。そこにはブライアン・ウイルソンの率いるビーチボーイズはすでに住んでいて、ロジャー・マッギン、クロスビーのザ・バ>>続きを読む

リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

リンダ・ロンシュタットのインタビューも含めて彼女の半生を描いたドキュメンタリーである。アリゾナ州ツーソンのメキシコとの境界近くで生まれ、父親はバリトンで家族とスペイン語で歌を歌う音楽家族で育った。『ス>>続きを読む

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『映画レビュー』のクラスを教えているが、学習者のリクエストがこの映画である。私は村上春樹の作品に興味がなく、『海辺のカフカ』だけ読んで、それ以上は紐解かなかった。しかし、日本語の教師なので、学習者が決>>続きを読む

フライト666(2009年製作の映画)

-

アイアン・メイデン、ブルース・ディッケンソンがパロットの映画があるとは嬉しいね。彼がパイロットのライセンンスをとったのを覚えている。ちょっと気になっていたが、ヘビーメタルが!?何を歌ってるのかわからな>>続きを読む

ドアーズ・アー・オープン(1992年製作の映画)

-

ジムモリソンの他のドキュメンタリーを最近見て、彼の歌詞の理解が足りなかったのに気づいた。『シンボリズム』の理解は言葉だけじゃないので難しい。だからこれを観てみた。
このドキュメンタリーをさっとみたが私
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フェスティバル・エクスプレス(2003年製作の映画)

5.0

最高!列車から降りてコンサートをする。こんなのが存在していたなんて知らなかった。よく聞く話だが、バンドはコンサートをしないと儲からないから、コンサートをし続ける。そして、世界ツアーに出かけたり、度々国>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「旅人とマジシャン(2003年製作の映画)Travellers and Magicians 」というブータンの映画を見たことある。 友達がブータン旅行から戻り、『がっかりした。あちこち観光化され、まる>>続きを読む

ジャクソン・ブラウン/ゴーイング・ホーム(1994年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

I am aliveからこのドキュメンタリー映画は始まる。このアルバムを出した頃のメンバー中心に(Jackson Browne, Valerie Carter, Luis Conte, Mark Go>>続きを読む

Bitter Harvest(原題)(2017年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ウクライナの映画を主に見ているが、この映画は『大地(1930年)』ちょっと前からで、レーニンが失脚したあと、スターリンのホロドモールにおいてのウクライナ飢饉と虐殺の史実をドラマに仕立て上げている。スタ>>続きを読む

大地(1930年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1929-1930 年の間で、ソ連のキエフのVUFKU スタジオで製作された映画だと。

小麦畑、大輪のひまわりが揺れ動く、少女、それから林檎が映し出される。収穫するには多すぎる林檎。少女、子供、りん
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ドアーズ/まぼろしの世界(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1960年以降(1965-1971)のこのバンドが好きだったかというと、『まあまあね』と 当時なら答えただろう。 今も、『まあまあね。』だねと答えるだろう。ジムモリソンが他界したのをよく覚えているが、>>続きを読む

ワイト島1970/輝かしきロックの残像(1995年製作の映画)

5.0

Message to Love : The Isle of Wight Festival, 1970
Wednesday, August 26, 1970 - Sunday, August 30, 1
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Song of the South: Duane Allman and the Birth of the Allman Brothers Band(原題)(2013年製作の映画)

5.0

この2時間以上という長時間のドキュメンタリーをここに書き記すのはすごく長くなると思う。しかし、私のようなオールマンブラザーズバンドファンでも、この映画は初めてみた。
『1991年にオールマン・ブラザー
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Iron Island(英題)(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

あくまで私の見解で、賛否両論があるのは承知している。
この監督はこの映画で世界の起こり得る問題、それが、伝統的な宗教や慣習から来ているものを含めて、これらに対して批判的思考能力を使っている。監督は世界
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ジャズ・ロフト(2015年製作の映画)

4.7

気に入った。ジャズもユージンスミスのとった、一枚一枚の写真も。
マンハッタンの821 Sixth Ave. 195-65 で日本のマイクはセンサティブでいいとか、ユージン・スミスが言いながら映画が始ま
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ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

4.7

ファストファッションだけの問題じゃない。 我々の購買力、というか欲の賜物が、続々、問題点を起こし、未だも問題点が解決せず悪くなり、影では、一日二ドルで働いていたり、または、ラウンドアップを代表する、化>>続きを読む

ひばり農園(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ひばり農園(The Lark Farm) が二箇所にあるがここにレビューを書く。
イタリア語なので、あれと思って調べてみた。原本がイタリア語で2004年に出版された、La masseria delle
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ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

5.0

他のビージーズのドキュメンタリー映画より質がいい。実はケネスブラナーがBee Gees Biopic を監督すると聞いたので、The Bee Gees: How Can You Mend a Brok>>続きを読む

グリーン・ライ 〜エコの嘘〜(2018年製作の映画)

4.7

緑って人に安心感を与える。持続可能なという宣伝のある商品を買うことは環境まもることに繋がるか?それは嘘で、自分で探れと言う映画が。。。

嘘にもいろいろあるね。白も、黒も、赤も、これは緑。この緑の嘘の
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チャンピオンへの道(1970年製作の映画)

4.9

アリは学びが速い人だね。高校の時、すでにボクサーとして有名で、ろくに学校に行っていず、出席日数が足りないし、卒業認定単位も不足していて、校長先生のお情けで卒業できたらしいが、これだけ、大洞吹きになり、>>続きを読む

歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

5.0

Legends In Concert: Loretta Lynn というロレッタ・リンのヴィデオ・コンサートを以前にみた。Hey Loretta.という曲から始まるコンサートだった。このコンサートでは>>続きを読む

真夏の夜のジャズ(1959年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

Jazz と言おうか当時のアメリカの流行音楽が演奏家のみに焦点を当てたのではなく、ロードアイランドのニューポートビーチの美しい映像と雰囲気と融合していい雰囲気を醸し出している。 この1958年のニュー>>続きを読む

MONK モンク(1968年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

モンクはバド・パウエルは共に当時は有名なピアニストだったようだ。 今でも、ファンはかなりいるようだが。しかし、私の頭の中で、モンクがニューヨークで、または世界で注目を浴びていた時代が整理がつかなかった>>続きを読む

Thelonious Monk: Straight, No Chaser(原題)(1988年製作の映画)

5.0

https://www.youtube.com/watch?v=4loJLeK1Wog&t=3s 荒城の月

Thelonious MONK au Japon 1963年5月23日 
https://
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プレゼント(2019年製作の映画)

4.7

父親ユセフ役である主演サレ(サーレフ)・バクリ(Saleh Bakri)はパレスチナの代表的な俳優だと思う。サレの父親(占領模様や人々の経験をドキュメンタリーにしてイスラエル舞台で活躍しているパレスチ>>続きを読む

Wajib(原題)(2017年製作の映画)

5.0

過去の思い出であるプロコル・ハルムの曲(「青い影」原題:A Whiter Shade of Pale)が父親(モハマド・パクリ)と息子(サレ・バクリー二人は実の親子)の心を繋げるきっかけになったように>>続きを読む

悪は存在せず(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

モハマド・ラスロフ監督の映画をもっとみたいと思っていたが、なかなか機会がなく『悪は存在せず』を見つけた時は飛び上がった。以前、彼の一作、The White Meadows(英題)(2009年製作の映画>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

モロッコの監督の映画が日本の映画館で上映されたことは稀かもしれない。私はいくつかみているが、映画館ではなく、配信で見ている。

町の様子を見ても、ブルカやヒジャブに代表されるようなベールを被っている人
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愛は心に深く(1968年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

やっと、DVDが見つかったので、鑑賞可能になった。ポアティエの名作とされる、『いつも心に太陽を To Sir, With Love』『招かれざる客Guess Who's Coming to Dinne>>続きを読む

ヴァージン・アイランド(1958年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

母親とクルーズの船旅をしていて、バージンアイランド(これはイギリス領)についた親子。娘のティナTina (Virginia Maskell)は伝統的で退屈な母親との会話が嫌で島を探検する。そこで、穴ほ>>続きを読む

暴力波止場(1957年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

わあ、結末が凄くて呆気に取られて唸ってしまった。 1957年の映画
トミー・テーラー(シドニー・ポアチエ)を殺したチャリー(ジャック・ウォーデン)と互角に戦って、その体(明確でないが、一時的に気を失っ
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影なき男(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

配信でシドニー・ポワチエ特集するかと思ったが、どこでもしていない。それで、見たことのない映画いくつか観賞したく検索中である。

この映画はYouTubeで無料で見られ、 Action Movie «S
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パリの旅愁(1961年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初めはパリの街並みや石畳になっているところが懐かしく、1960年代のパリで芸術が満喫できるのかと思ってみ始めたら、焦点はアメリカのジャズ・ミュージシャン、ラン ボーエン(ポール・ニューマン)とエディ・>>続きを読む

続・夜の大捜査線(1970年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シドニー・ポワチエが他界した。彼の作品の中で全然見たことがないのを探したら、この映画が無料であった。それで、見たんだけど、まず、サンフランシスコが舞台なので、1960年の後半のサンフランシスコが見られ>>続きを読む

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

4.7


ボストン市役所の実態を公表する?ワイズマン監督はボストン人だとはいえ、ボストン市は随分寛大で透明化を目指しているが向こうみずじゃないかと思った。最終的には市長が映画撮影の契約書にサインをすると思うが
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