このレビューはネタバレを含みます
2025冬クールで一番の衝撃作となった。前作でのガールズバンドらしからぬドロドロとした展開がさらに深掘りされる(山手線の広告には「狂気」という言葉まで使われた!)。前作との比較で言うと、世界観が単なる女子高生の枠を超えていったことが大きい。YouTuberや芸能界、巨大財閥の闇にまで展開していき、その現実が作中作の仮面劇とリンクしていく。グループ内の仲は良い方がいいという昨今の風潮を打ち砕くギスギスした雰囲気(一度は早速解散している!)と、プロ意識の高さは往年のスターを想起させる。Ave Mujica だけやっていればしばらく安泰だろう。細かいが、サブタイトルのラテン語もおしゃれでよかった。