ラ・パルマのねーねのレビュー・感想・評価

バカンスでラ・パルマ島にやってきたノルウェー人親子が、突如起こった大噴火と津波の危機に巻き込まれるディザスター・パニック・ドラマ。
リミテッドシリーズの中でもコンパクトめな4話スタイルなので、気軽に一気見できる感じがよかった。
ちょっと暇だなあ、なんかサクッとドキドキできるやつ観たいなぁ～って気分のときにオススメ。

バラバラだった親子の絆が、災害によって繋がりを取り戻していく様子には感動するが、ややご都合主義的な展開に冷める人は冷めるかも…
24シリーズのキムを彷彿とさせる、娘の自己中な行動にはイライラさせられたものの、それでこそハラハラできるパニックものだよなあ、と変に自分を納得させてしまった。
ただ、巻き起こる自然災害の映像は一見の価値あり。
この規模のドラマシリーズとは思えない迫力で、臨場感たっぷりだった。

噴火口でワインを開けるシーンは、命の瀬戸際で笑い合うオジサンふたりの会話が刹那的でホロリ。
大自然の前では人間も文明もほんのちっぽけなものである、という事実を改めて突き付けられた気分になった。