このレビューはネタバレを含みます
遅らせばかり、この作品を観ました。私も息子と娘を持ってますが、特に娘との関係を上手く築くのは、非常に難しい。特に年頃(16〜18才頃)は、親としては、まっすぐに育って欲しい気持ちが強い程どうしても、口うるさくなってしまい、反発を買ってしまう。特にその年頃は、非常に神経を使った発言をしないといけない。基本的に、親としては娘に対しての愛情があるのが当たり前だが、かえって言い方一つで誤解をされてしまう。ましてや、父親(チャーリー)の場合、娘が8才の時 家族を捨てて愛する人の元へ・・・。前半は、この作品の流れだけにとどまったが、ラストからそれがかえって後半からラストの素晴らしさを迎える為の準備段階だったのか、私は最後「うるっ」とさせられた。中でも、新約聖書の引用の言葉は、アラン(チャーリーの恋人)が、チャーリーに伝えたかった言葉なのか?捉え方が難しい「霊によって肉の仕業を絶ればあなた方は生きる」はかなり深い意味を含んだ言葉だった。考えれば、考える程未だまだ奥の深い作品である事は間違いない。