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迷探偵ユナモンのizuのレビュー・感想・評価

迷探偵ユナモン(2020年製作の映画)
3.5
ちなみに好きなフルーツは~~~~?パパイヤ?マンゴー?ココナットゥ~~~↑↑↑↑

就職先が決まらず、ぴえんぴえんだった鹿児島女子・サキは酒場でスカウトされた事から上京し、ある探偵事務所に勤める事になる。その事務所には署長らしい(ジャケットの真ん中の女性)ユナモンと愉快な仲間達が居て、様々な事件を解決して行くよ〜というドタバタ探偵コメディ。

2024年9月24日現在平均評価★1.8。
監督は知る人ぞ知る邦画界伝説の駄作「処刑島」の渡邊豊。

「処刑島」を観ている人からしたら’’処刑島の監督’’って聞いただけで拒絶反応が出て、あの時の苦痛が全身に蘇り、最悪の場合死に至る場合があるくらいの本当の最凶最悪暗黒呪物なんですよね。

私と同じく、自ら評価の低い・普通の人間なら絶対に観ないであろう【闇映画】を観に行くという闇映画ハンターの同士たちが軒並み撃沈して行き(かなり耐性が高いはずの2人共★1で撃沈)、「残ったのは...私だけか。」という事だったのでついに鑑賞。

処刑島の呪いが強すぎてとてもとても身構えていたんですが、なんと.....普通に観れてしまいました。

内容はないよう!!かと思いきや意外にもあって、ランタイム60分に中に【下着泥棒編】と【悪徳芸能プロダクション編】が収録されています。

冒頭、サキが知人の男性と話しているシーンで始まり
「私が居なくなって悲しい?悲しいのっ??笑」
「いや、そうじゃなくて...例の件なんだが」
「あっ用事思い出したーーーまったね~~~~」
「あっおーい!ちくしょう、金返せ~~~~~~~~~~~~〜〜〜〜〜〜〜」
みたいな、ベッタベタのベトベターみたいな地獄感あるコメディ(笑)を披露され、もうこんな初っ端から本作の''ノリ''を掴ませてくれます。

まあなんでここまで評価が低いって言ったら、今時の小学生でも笑わないようなレベルのベタいドタバタ劇を中々の棒演技でやっていて、身内ノリ感も凄くキャラの痛々しさ(特にユナモン)が観ていて苦痛以外の何物でもないんですよね。

自己紹介のシーンでは
「そして私は水森ゆうな、通称ユナモン。この事務所の署長をやっています。ちなみに好きなフルーツは~~~~?パパイヤ?マンゴー?ココナットゥ~~~↑↑↑↑でぇ~~っす!!(ピースピース)」
みたいな事を体をぐねぐねさせながらやってて、終始ずっとこんな感じのノリなので「.......w」です。

私は冗長としたのっぺり無味映画を【闇】の中では特に苦手として、逆にこの手のアホ邦画の苦笑不可避ノリは案外観れてしまうので、冒頭のくだりはサキの棒演技に「wwwwww」と結構笑えてました。
まあその後の「金返せ~~~~~~~~~~!」で「.............w」になりましたが.......。

サキ加入・事務所の紹介、キャラ紹介
下着泥棒編
悪徳芸能プロダクション編
と構成も分かりやすくて、下着泥棒編ではしっかりと探偵っぽい事してるし別に迷探偵でも無い気がします。

と言っても序盤はアホくさくてイタすぎるノリに笑いながら観れてましたが、それはスタートダッシュってだけで段々と虚無になって行くんですよね。まあランタイムがかなり短めなので完全に虚無を感じる前に終わってくれたので減点ポイントはほぼなく、個人的及第点の★3.5くらいになりました。

というか画質悪くて結構前(2010~2015)くらいの映画かな?って思ったら全然2020年でビックリ。誰か監督にもうちょっとだけ良いカメラ買ったげて~~~~~~~~~~

視聴 2024年9月24日
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