このレビューはネタバレを含みます
凄い作品だった。実際のところ、評価も低いし、あまり鑑賞している人もいないので観るのを躊躇したが、私にとっては、通常のストーリーの展開と違って、かなり意表を突かれた作品だった。テロリストに主人公(ダニエル)の家族が人質にされ、最後は間一髪で助かるという勧善懲悪(固定観念)の考えを完全に尽く覆された展開を期待したが・・。ラストはかなりショッキングな展開の結果で終る。家族はどうやって助かるか!と緊迫感を持って観ていたところ、まず妻が殺されラストは自分の娘まで・・。信じがたいストーリー展開。フィクションでは考えられない終わり方で胸が詰まる思いがこみ上げてきた。そして、改めて現実の恐ろしさを肌で感じる愕然とした作品だった。