緊迫感があり、よく練られたストーリーで、作品に引き釣られながら観終わった。現在、嫌がらせや暴動が蔓延している。日本、アメリカ含め世界中に社会が複雑化するにつれ、人々はストレスを皆んな内に潜在的にもっている。それが、いつ無意識に爆発してもおかしくないく、決してこの映画が特別な世界ではない。ちょっとした事で爆発してしまう人間関係。他人事ではなく、いつ自分に降りかかってきても不思議ではない恐怖があり、それを象徴した作品だった。それにしても、無精ひげとひとまわり太っラッセル・クロウは貫禄があり、狂ったサイコ男の役柄にピッタリハマっていて、さすがに演技力の凄い俳優だなーと感じさせてくれた。最初「L.A.コンフィデンシャル」で彼と出会って、失礼だが正直ここまで活躍する名優になるとは思わなかった。中々凄い作品だった。
