ブラウン一家のもとで暮らす、礼儀正しい熊の若者パディントン。
ある日、彼に一通の手紙が届く。
それは育ての親であるルーシー叔母さんが暮らす老熊ホームの院長からで、叔母さんの様子が近頃おかしい、と書かれていた。
叔母さんを心配するパディントンとブラウン一家は、パディントンの故郷ペルーの老熊ホームへと向かう。
だが、彼らが着く前におばさんは行方不明になってしまった、という。
一行はおばさんの足取りを追ってジャングルに。
やがてそれは、隠された黄金郷を探す危険な旅へと続いていく……
イギリスの児童文学「くまのパディントン」の実写映画化シリーズ第三弾。
前2作が出来が非常に良かったので、本作は劇場鑑賞。
しかし、前2作に迫るほどのものは無かったように感じた。
何が悪かったんだろう?
前2作を見たのが結構前だから比較はできないけれど、単純に3作もやってりゃ新しい驚きが無くなってしまっただけかもしれない。
でも確実な不満がひとつだけ、はっきりしている。
それは、前2作でお母さん役だったサリー・ホーキンスの降板。
ちょっとイカれたイメージにピッタリだったのに残念だ!
新キャラクター、元トレジャーハンターのハンター船長のキャラクターは良かった。
演じているのはアントニオ・バンデラス。
南米のエキゾチックでセクシーなイケオジ、でもちょっとヘンな所がハマってて面白かった。
彼の幻覚の中に登場する御先祖様、「アギーレ」だよね、ヘルツォーク監督キンスキー主演の。
遊覧船のジャングル急流下り&大破に至っては「フィツカラルド」だよね、ヘルツォーク監督キンスキー主演の。
わたし、南米ジャングルで黄金を求める話を見ると、そのふたつの作品をいつも思い出してしまう……。