このレビューはネタバレを含みます
何もかも真偽がわからない物語だな、という感想。
恐らくヴァーバルが話した内容は本当で、ソゼ=ヴァーバルと繋げるのが一般的なんだろうなと思う。でも、それも本当か…?と疑う。
ヴァーバルの左半身麻痺は嘘だったけど、本当に彼がソゼなのか。
ヴァーバルじゃない可能性もいくらだってあるわけで。
なんで生き残りのハンガリー人がソゼを認識してるんですか……?
下っ端であろう男だしソゼの正体知らないはずだろうに……なぜ。
ハンガリー人の証言を元に描いた似顔絵がヴァーバルにそっくりだったけど、「たまたまヴァーバルに似てる男の似顔絵」って解釈もできるじゃないですか。できますよね??
受け手が自由に解釈できるっていう、答えはなんと通りもある感じはすっっっごく好き。
自分とは違う解釈をした人と話したいなって思う。
ヴァーバルが視界に入る情報を元に話をしているというのを知ったとき「わぁぁあああ!!!」って高まった。あそこが最高潮!!