夜になるまえにのNellaのネタバレレビュー・内容・結末

原作を先に読んでいたのだけど、抽象的な場面で監督と結構な解釈違いを起こしてしまって残念だった。確かに最期を知ると悲劇的な人生に思えるかもしれないけど、原作ではたびたび、「ゲイのあるあるネタ」による爆笑ポイントもあって、政府による同性愛者迫害の憂目に遭いながらも、常にユーモアを忘れない逞しい人、というイメージだったので、なんかこう余計に惜しかった。ハビエル・バルデムは熱演してると思うけど、裸ラグビー（？）みたいなの何なのだろう。「エドワードⅡ」にも同じようなシーンあったけど。
アレナスが懸想する夢の美少年として、ディエゴ・ルナが一瞬出てくるのでご査収下さい。ハーベイ・ミルクの生涯を描いた「ミルク」でもショーン・ペンの彼氏役やってたけど、これはたぶん完全に幻覚なのだと思う。ディエゴ・ルナほんとに、全腐女子が泣いてヘタりこみそうな幻想的な美少年なので、そこだけでも是非見て欲しい。
そして抽象的な場面がよく分からんと思ったら、面白くて元気が出る原作を是非ご一読下さい。