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あの胸にもういちどのwestsiteのネタバレレビュー・内容・結末

あの胸にもういちど(1968年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ルパン3世」の峰不二子の元ネタの1つがこれ。
はやい話、ポルノ映画である。

仏独間を行き来する話なのに、英仏映画だ。

言語は、英語。
監督と、主演のマリアンヌ・フィエスフルが英国人。
台詞のあるシーンは、その場ですぐフランス語でも撮ったとか。
つまりフランス語版もあり。
昔はよくやった手だ。

ドイツの哲学教授が忘れられず、彼にプレゼントされたハーレーダビッドソンに乗り、人妻が不倫のために早朝ドイツに向かう…

公開当時、日本ではベッドシーン数カ所がカットされたそうな。
昭和43年、観客はドキドキしながら見たのだろう。

裸にそのまま革のレーサースーツを着て、そのファスナーをドロンが口で咥えて下げてゆく。

当時の観客の様子を見てみたいものだ。

ミック・ジャガーと付き合っていたフェイスフルは、父親が大学教授、母親は名門貴族の家系で先祖にマゾッホがいるそうな。
世界が違う。

この映画を知ってから、彼女主演のイギリス映画『やわらかい手』(2007)を見ると印象がまた違ってくる。
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    映画好きなプロマジシャン。できる限り公開時に劇場で見る派。分野問わず何でも見ます。良い映画は、分野に関係なし!