このレビューはネタバレを含みます
--思考することで人間は強くなる。
自分が到達した何かについて言葉で発信したときに、相手に言葉が通じない、真意がそのままの意味として届かない場合がある、と思いました。それでもハンナがレポートをこのように書いたのは、凡庸な悪のもつ悪魔性、凡庸な悪が人間を否定することについて書く必要があるとしたからなんだ、と思う。
なぜそれを書く必要があるのか、さらにその真意まで考えなければならないと思うけれど、そもそも伝わらない相手は否定と拒絶のみで、理解しようとはしないのだろう。
終盤の演説後、質問した学生の女性とのやりとりで、でも伝わることもある、とも思いました。
大切なのは理解しようとすることと思考し尽くすこと、、
観てよかったです