エンタメ的に盛り上がる終わり方にするなら、彼女の主張が世界に受け入れられる様を描写するものだろうけど、本作では誹謗中傷と友人らの離反が描かれるばかりで、ポジティブな反応は学生たちの拍手のみという潔さ…
>>続きを読む他の方もおっしゃっているように、前提知識がないと議論の内容は少し難しく感じる。
少なくとも、
・反ユダヤ主義と反ナチズムの区別
・アイヒマン裁判のおおまかな流れ
・ハンナ・アーレントの基本的な思想
…
・善悪について考えるとき、私たちは静かに困る。そんな静けさのある映画。テーマがドラマ性の高いものなので、ストーリー自体に派手なドラマがないというか。
・「私が望むのは、考えることで、人間が強くなるこ…
絶対に今観るべき映画。
同時に、こんなに憂鬱な映画はない。
今のイスラエルの、アメリカの、世界の現状をアレントが見たらどう思うだろうと想像して涙が止まらない。
本当にしんどいけれど、私たちも目を背け…
著書「全体主義の起源」(1951)でナチズム、スターリニズムを分析・批判し思想史に大きな影響を与えた政治哲学者ハンナ・アーレントの実録ドラマ。監督は「ローザ・ルクセンブルグ」(1985)のマルガレー…
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