あかあわはた

残穢 住んではいけない部屋のあかあわはたのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

小説は面白かったのに映画化したら良さが残ってなかった映画

小説だと
・主人公=作者
・取材や考察の内部の人間としてストーリーが進んでいく。
から「この話はリアルなのでは?」「この本読んでいる俺やばいのでは?」と勘違いするほどのリアリティが生まれ、それがこの小説の怖さに繋がっている。

一方、この映画だと
・仕方ないが主人公は映画の制作者(監督)ではない。
・取材のシーンにおける第三者目線のカメラ位置
・過去回想シーン etc…
などによって「この話は創作なんだな」とわかってしまう。

これは直接的なホラーシーンの少ない「残穢」において致命的な失敗で、そのせいでこの映画は全く怖くない。

その上、
・振り子ぐらい揺れるお婆さん
・違和感のある真っ黒幽霊・
・何も起こらないのに無駄に長い真鍋家を取りに行くシーン(小説だと心霊体験談のようで退屈しなかった)
など普通におかしい演出も多く、そもそもの映画としてのクオリティもそんなに高くないから見てて興醒めしてくる。

取材映像のまとめ的な取り方のほうが絶対に良かったのにな…
でも、もともとのストーリーが面白いから最後まで見れはした。
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    ⭐︎5.0 神作! ⭐︎4.5 とても好き ⭐︎4.0 よい ⭐︎3.5 面白い ------⭐︎3.3 良い記憶だけが残るライン---------- ⭐︎3.0 まぁ見れ…

    ⭐︎5.0 神作! ⭐︎4.5 とても好き ⭐︎4.0 よい ⭐︎3.5 面白い ------⭐︎3.3 良い記憶だけが残るライン---------- ⭐︎3.0 まぁ見れる ⭐︎2.5 なんか残念 ------⭐︎2.3 理論上見られるライン--------------- ⭐︎2.0 つまらない ⭐︎1.5 二度と見たくない ⭐︎1.0 嫌い