Evans

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのEvansのレビュー・感想・評価

3.5
「違和感の正体」

家に取り憑いた呪縛霊が、その家とその土地を眺めているのを見る作品

ポルターガイストが起こったり、少しホラー的な恐怖を入れているシーンもあるが、話すことが出来ない、白布一枚被ったらだけの幽霊の感情を触れていく。

◆お酒の飲みながら、芸術と神、未来永劫と虚無、そして全てが無くなり、「空」となるとしても、何かを残すことは意味があるのか、という作者の葛藤が描かれていた。終盤にかけての違和感の正体を、綺麗に回収し、ラストもキチンと持ってくる良い作品であった。
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