下高井戸シネマの特集上映で公開当時に観て以来となる2度目の鑑賞。やっぱり柄本佑が謎にモテてて腹立つな〜笑 そして最後の3分間だけは死ぬほどカッコいい。それを醒めた目で見据える石橋静河。個人的には情けない書店員の森口さんにエールを送りたい。
上映後にサプライズで三宅唱監督によるティーチイン。語り草となっているあのクラブのシーン、実は柄本佑も石橋静河もクラブ未経験のまま撮影されたと聞いて驚愕!楽しいけど終わったら抜け殻のようになってしまうダラダラとした時間の流れ。原作では3人が居酒屋で過ごす描写が延々と続くが、映像にすることが難しいため監督にとって馴染みのあるクラブを舞台にしたとのこと。ひとつの世界を小説の窓から見るか、それとも映画の窓から見るか。昨今の原作改変問題について色々と考えさせられた。「金ないのにクラブ行っちゃう、そんでダラダラと最後まで粘っちゃう」そんな感じの映画。共感はしないけど。