ひひひひ

アンダー・ユア・ベッドのひひひひのレビュー・感想・評価

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)
4.5
おもしろかったと言っていいのかわからないけど、おもしろかったです。

映画観る前は、高良健吾がストーカーしてるってだけの話なのかなと思ってたけど、全然違った。

最初に、ベッドの下にすでに居てる高良さんから始まって、そこから主人公のここまでに至る背景や描写、感情が細かくて、そこに多分1時間くらい使ってて、そしてまた最初のベッドの下のシーンに戻ってきた時、まさかの感情移入してしまいました。

高良さんが、その時に結構ちゃんと怒りの表情が出るんですけど、最初観た時はストーカーが勝手に好きな人の旦那に嫉妬してるだけかと思ってたけど、次観た時はなぜそこまで怒った顔をするのかが分かって、そして主人公もここまで怒った表情を普段しない人だし、ベッドの下に入るという手段もだいぶ最終手段ってことも分かったので、観てて心が動きました。

高良さんが、スタンガンを持って手を伸ばしてのところ、心から頑張れって思っちゃいました。
本当に観てて心が動かされて、全然共感はする作品ではないけれど、応援させられました。凄かったです。

メインの2人が本当に最高。

西川可奈子さんも、すごい体の張りようで、すさまじかったです。大学生時代が可愛すぎて、年齢が20代前半くらいなのかなと思ってたら、後々調べてびっくりしました。女優さんってすごいですね。

最後の高良さんの表情は、食い入るように見ちゃいました。
喜び、困り、泣き、驚き、色んな感情が混ざりあってるのに、すぐに汲み取れて流石でした。

主人公の唯一の願いが、最後に叶って良かったです。その後が、本当に気になるけどあそこで終わるのが最高ですね。

監督さんの、繊細さがよく分かる映画でした。
良い映画です。おもしろかったです。

韓国版の方は、DVのシーンが多めだし、絶対に自分の好きな感じではなさそうなので、見ないです。
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